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石丸の仕事

稽古記録

2010.10.23

10月22日(金) YSスタジオ

久しぶりに、石丸が書きます。短文。

10月のサービスレッスン、
火曜日は瑞穂、裕介、遼の三人、今日は遼、ぐー、亜紀ちゃんの三人。

今日は、じっくりと「動員挿話」。
演じる……と構える時の、余計なもの、小さな嘘をとりのぞく試み。
「自分ではない」役の人物との知り合い方、
でも、紛れもなく自分の心と体で演じることの、意味。

ぐーと亜紀ちゃんは、一つの公演に参加したことで、今までよりわかり合える関係になったような。
でも、舞台に立つ時は一人だからね。稽古場では、お互い、いいライバルでいてください。
遼は、「悪魔の絵本」に参加したことで、驚くほど変わっている。
……うまくなったとか、そういうことじゃあない。
先輩たちが、夢中に必死に全身全霊で、役に取り組む姿を見てきたから、
迷いがなくなったのかもしれない。
役に対する集中力が生まれてきたんだな、きっと。
このまま、走り続けてほしい。

2010.06.17

16日の稽古

今日は、久しぶりに始めから稽古に参加することが出来ました。

すると、

アップも発声も新しい内容が増えていて、先生らしいなと思いました。

その中でも静香さんの考えた、ジャンプで体を温める運動が楽しくって好きです。

体の準備が整ったあと、三人姉妹からスタートです。

オーリガ、ナターシャ、アンフィーサのシーンから。

オーリガを加藤さん、ナターシャを佳恵ちゃん、アンフィーサをぐーちゃん。

ぐーちゃんのアンフィーサは、もう何かによる重みや体を敢えて不自由にすることがなくても、悲痛な嘆きの重さが伝わってきました。

オーリガとナターシャのやり取りは、繊細な女性とそれとは全く逆の位置にいる女性との関係性がすごいと感じました。佳恵ちゃんの視線に、目をすぐ背けてしまった加藤さんを見ていて、これが関係そのものなんだなと思いました。だからこそ、オーリガが本心を語ることは、どれ程の勇気が要ることなのだろうと思いました。

ナターシャが桐香ちゃんに代わる、佳恵ちゃんが静なら桐香ちゃんは動な感じがした。人によって、本当に役は動くのだなと思うと見ていて本当に面白い。

続いて、イリーナ、オーリガ、マーシャのシーン。

瑞穂ちゃんのイリーナに先生が、泣かなくても心が泣いていればいいと言った。先生は、よくこの言葉を使う。その度に、心が泣くという言葉の響きは胸をうつ。でも、とても難しいことだなと思う。出来たら、どんなに素晴らしいだろう。

ロミオとジュリエット。

ロレンス神父とロミオのシーンから。

太一と遼君が、ゲストで来て頂いた田村さんに手伝って頂いて挑戦する。

この時のロミオは、もう自分でもどうしたらいいのか分からないほどの混乱の中にいるのだろうなと考えてみる。愛する人の為なら、死ぬことも躊躇わない。死ぬことよりも、ジュリエットを失うことの恐怖の方が強い、究極だと思った。

続いて、ジュリエットの薬瓶のシーン。

静香さんがジュリエット。

母親が部屋を出た後、本当の別れを告げる姿はやはり少女なのだと思った。

最後にバルコニーのシーン。

遼君と私です。遼君は、以前一緒に組んだ時はスッと視線が外れることが多くて不安になったのですが、今日は、まっすぐ見てくれていて不安な気持ちに全くなりませんでした。一人じゃないっていう安心感がありました。でも、安心しているだけでは勿論いけなくて、信じられるような恋の感情を出せるようにならなくては、前向きに踏み出して絶対に手に入れたい。

長々と申し訳ありません。さつきでした。

2010.06.10

6/8(火)下高永福・9(水)YSスタジオ

ん? 忘れられた稽古日誌。 それとも誰かが書こうとしたのにアップできなかったのか? とりあえず、イシマルが簡単に記録。 わたしは、このところちょっと厳しすぎるかなあと、自問しつつ。

■火曜は、いつもの火曜。
出席者少なく、何かこう、休み明けの感じ。
去年も、休み明けはいつもこうだったなと思い出す。

ロミジュリは、ロミオとジュリエットの位置をリバースしてロミオをクローズアップ。
女性よりも、素の魅力がなかなか出せない男性陣。

ぐーと上村さんは、このところ自分でエンジンがかけられない。
エンジンがかかっていないからアクセルも踏めない。
その鍵はどこにあるのか模索中。

■今日、水曜日は、田村氏にロレンス神父を手伝ってもらって教会のシーン。
裕介、太一、遼がロミオで胸を借りる。
田村にしてもかほりにしても、プロはしっかり台詞を覚えてきてくれる。
まずそこに感動。
ロミオたちも頑張って台詞を入れてくれて、まずわたしは喜んだけれども、
さて、稽古に入ってみると。
書かれた言葉を、咀嚼せずに音で覚えてしまったから、自分の言葉にするのに一苦労。
哀しみに暮れているという雰囲気だけをやろうとして、玉砕。
そこに存在することさえ難しかった。
目の前にぶつかるべき人(ロミオにとってはロレンス神父、みんなにとっては田村)がいるのに、どうしても内向して、何か根拠のないテンションを独りよがりにキープすることに熱中してしまう。
田村は芝居の受けようがなくって、場に立つ時に必要なエネルギーを見せてくれて、みんなを支えてくれた。

ああ、こういうことになってしまうんだなと、わたしも学習しました。
何をみんなに伝えていかなきゃならないか、色々とわかりました。
また、ひとつひとつ丁寧に獲得していかなければね。

■ぐーと上村さん、加藤さんが乗り越えられずにいること。
わたしがああだこうだと解説するよりも、かほりが気合いをいれて演じてみせてくれる方がヒントが多いような気がする。
ただ、わかってはいても、自分の心と体で出来ないジレンマを、三人とも抱えている。
桐香は方向性を指示されるとその場では自分の行く先がわからなくなってストップしてしまうのだけれど、次の稽古では行く先を自分なりに見つけて、何かを呈示してくる。
久しぶりの佳恵は、映像の仕事をしている間に、ちょっと勘が鈍ってしまった感じ。
また、それを取り戻す作業。
信ちゃんは、とにかく自分で「気づく」ことができるようになってほしい。
そうすれば、自分のハートが生かせるようになってくる。
みずほは、ようやく新しい課題に。
今日、思い切って飛びこんでくれてうれしかった。
未来は明るい。たくさんの可能性がまだまだ眠っているように思う。
もったいないから眠らせておかず、起こして、起こして、とわたしは願っている。

4月、5月、と、発見や感動を繰り返してきて、それを積み立てた上で先にいきたいのだけれど、みんがちょっとした躓きを起こしている感じだな。
見つけてきた、たくさんのいい瞬間、魅力的な自分を、再構成したり再現したりできないでいる。

ここらへんが踏ん張りどころ。

1年、こんな厳しいことをやり続ける集団はなかなかないです。
どうぞ、ついてきて!
それから、去年もやったことですが、少しずつみんなの足並みを揃えるために、これから個人レッスンの時間をいれていくつもりです。詳しくはPOLYPHONIC通信で。


2010.05.10

5月7日(金) YSスタジオ

静香に頼んだ日なのだけれど、どうも忘れているらしく、たまには、わたしが記録を。……簡単ですが。

アップのあと、このところ遼や裕介のために続けていこうと思っている、体の芯作り、体幹作り。
地道な作業だけれど、未知の意識にたどり着くためには、いつだって、訳もわからずついていくだけの時間が必要。その時に、何が求められているか、常に意識的であること。気持ちは前向きでも、なかなか意識が向かわないようなので、わたしは二人には逐一声をかける。うるさいだろうが、いつか気づくだろう、と。
もしかしたら、気づくのは10年後かもしれない。あの時石丸さんが言っていたのはこのことか!と、いつか気づいてくれる日のために、毎日、少しずつ。

ロミジュリは、ちょっと進んだと思った太一と静香に、また大きな課題。
二人は、けっこういいんです。頑張っている。かわいいし、ここまでいくのだって、けっこう大変。でも、わたしは欲張りだし、「目指す向こう」がものすごく遠く素敵なのだ。ちょっと進んでくれたら、喜んでまたその先を求める。

遼が、発声練習ならおおらかな声が出るのに、台詞になると急に平べったい音を出してしまうのは、如何にも今の若い人。でも、ようやく少し違いが自分でもわかったようだから、これからだね。
持ち前のいい声で、しっかり相手に届く声が出た時は、稽古場にいる人みんなから、「おおっ!」って声がもれるほど、違いは歴然。
そして、立ち姿も。意識し続けることで、きっと何かが変わってくるだろう。
20代前半までの個人履歴でついた癖。
それくらいなら、まだまだ変えられる。
ただ、これも、どこにたどり着きたいのか、その向こう岸が、はっきり見えていることが大事。
毎日、とにかく、自分を見ること。意識すること。分析すること。

加藤さん復帰で、オーリガ。
思ったより声が保っていたし、勘も鈍っていないみたいで嬉しい。
今度は、マーシャにも挑戦してもらおう。
なんて言っても、ぐーが、ほんの小さなステップではあるけれど、足をかけたことが、この日の喜び。
ジャージを着ていた女が、肌を露出しただけで、何が変わるか、これは見ていたみんながその目で確認したこと。
立ち方が変わる。地面に突き刺してる足の感覚が変わる。すると、樋口のふわふわした声に核ができる。
時間をあげて、しっかり集中してもらうと、その間にも、胸から鎖骨のあたりが肌色が赤くそまっていて、そういうことが、樋口を助ける。
口先でしゃべっていた女が、ためこんだものを体の少し奥からこぼそうとしただけで、出てくる言葉の実感が変わってくる。

終わったあと、ぐーのことをシンパシーを持って見続けていた上村さんが、自分のことのように「よくなった!」と喜んでいたのが、印象的。
そして、女である以上、誰だって持っているはずのものを表現することの難しさを語っていた。
そう。誰だって持っているもの。知っているもの。それを的確に抽出して、表現できるかどうかが、観客と俳優の分かれ目です。

収穫の多い週でした。
3日のブランクが終わって、また新しい週。
今週は、裕介の発見の週にしたい。

2010.04.21

4月21日(水) 和田会議室

稽古開始して、3週間目。
驚くべきスピードで、知りあってきた。

今日も、みんなそれぞれの課題に壁にぶつかって、七転八倒。
マーシャの上村さんは、少しずつ雰囲気じゃあなくってその人の在処を考えてくれるようになったし、ぐーは自分の感情と、言葉の乖離に、気づき始めている。
3幕ラストのマーシャを思うと、痛くって痛くって、わたしの胸は焼けてくる。
演出家のそんな思いを汲むように、桐香イリーナがマーシャを感じながら泣いていた。
悪くない稽古場だと思う。

ロミジュリは、男たちの試練の場。
うまいぐあいに、それぞれがそれぞれの課題を、ロミオの中に見つけてくれている。

===

明日から、試みに、私塾の俳優たちにこのブログ上に稽古記録をつけてもらうことにする。
彼らが彼らの言葉で、稽古を語れば、このブログも、全然違う顔で輝き始めるだろう。
どうなるか、とにかく、始めてみよう。

2010.04.08

第二期、始動!

緊張の稽古初日が終わりました。

今日は、昨年も稽古初日に行った「自分自身の広告」の日。
昨年と全く違って、自己紹介の色が濃かったですが、一人一人の顔が少し見えてきました。
トップバッターの上村さんが、先日までよりずっと伸び伸びしているのが印象的でした。
同じ緊張と、同じ羞恥心をひとまず乗り越えて、明日から尊重しあう仲間です。
年齢とか、経験とか、超えて。

どんな一年になるのだろう。

わたしも、一期と過ごした一年間でたっぷり勉強しました。少しは成長しました。
みんなの水先案内人として、しっかり歩んでいこうと思います。

2010.04.02

第一期POLYPHONIC稽古おさめ。

いつも通りの稽古でしめくくる。

アップからダンス。
このメンバーでは踊り納め。
発声して、「調理場」
ポールの前の壁。壁。壁。
言葉が自己完結してる彼のために、まさに壁越しの稽古になったのだけれど、
彼は混乱して今期終了。
わたしはこれからもまだまだポールを導く。

栄二のアンドレイ。
人を愛するということ、大事に思うこと、守りたいと包みたいと思うこと、単に「かわいい!」って興奮すること、さらには欲情して忘我の境地で結婚申込……なんて、とっても出来なかった彼に、女を愛するための抱きしめるための、長い長い時間をかけてのエチュード。
これも惨敗。
泣きじゃくる女たちを、結局自分の両腕で包み込めず、素直な女たちは、兄貴分大介の両腕に抱かれて大人しくなっていく。呆然と立つすくむ栄二。
絵としては面白かったけれど、栄二は今日の稽古ではジャンプできず。
これじゃあ終われない。
闘いが続く。

加藤さんのイリーナ。
最後の稽古で、みんなを驚かせる。
こんな風に、急に何かを掴むことがある、俳優は。
稽古を見にきてくれていた松田かほり嬢も、わたしと同じ驚きの中。
我々は、演劇者としては先輩ではあるけれど、
加藤さんは、人生においては我々の先輩。
ひたむきな希求力がもたらす光は、わたしとかほりを照らし、感動をもらった。
40代のわたしたちが、加藤さんにもらったプレゼント。
加藤さんに、POLYPHONICに来てもらってよかった。

あゆみは、迷いの中。
彼女とも、この先、つきあっていこう。
わたしが、どれだけちゃんと導けるか、
とっても繊細だから、責任がある。

始めたばかりのテネシー・ウィリアムズ。
わたしが大介のために選んだ、大きな課題。彼が新しい表現を模索するための。

そして、最後に、明子の、「I HAVE CONFIDENCE IN ME」。
わたしの音響ミスにも負けず、歌いきってくれた。
みんなも手に汗握って、明子を見守って。
爽やかな涙を呼んでくれた。

最後までPOLYPHONICの1年目を支えてくれたみんな。
ありがとう、心から。
大事なわたしの新しい演劇仲間。
……青島翠
……翁長明子
……加藤素子
……上村正子
……佐伯静香
……羽根桐香
……間宮あゆみ
……山口敦子
……山田さつき
……浅木栄二
……小山順之
……藤代太一
そして、Specialなありがとう。
……奥村佳恵
……杉浦大介
……松田かほり

みんな笑顔で、稽古おさめ。

Polyphonic2010331

2010.03.17

POLYPHONICはこんなところです。

四月からの新しい出会いのために、今通ってくれている俳優たちに、POLYPHONICについて書いてもらいました。
ちょっと誉められすぎなところもありますが、彼らのくれた気持ちをそのままここに載せていきます。

***

良い出会いは、どんな場所にでも必ずあると思っています。

でも、どこに行ってみるか、決めるのは難しい。
人と人だから合うあわないはあるだろうし、
考えだすと不安になったり、躊躇したり…。
(三十代の私が、年齢不問となっていても色々と悩んだように。)

でも、POLYPHONICの稽古場には間違いなく、
石丸さんという素敵な指導者との出会いがあります。
一人一人のことを考え、認め、
ひとりひとりに心を尽くしてくれる。
そんな方です。

私自身は、稽古場では自分が情けなることも多いし、
ドロップアウトしそうになったことも一度や二度じゃありませんが、
そんな時も石丸さんは、一歩前に進むために
言葉も心も尽くして、とことん付き合ってくれます。

年齢経験不問、参加資格はやる気があること。
低いようで、恐ろしく高いハードルです。
毎日、やる気(勇気)が試され続けてます。
でも、まだまだお世話になりたいと思います。
……間宮あゆみ

***

昨年7月、ゴールドシアターの公演が終わって長いお休みに入ったとき、まず、石丸さんが始められたPOLYPHONICの稽古の見学に行きたいと思いました。 
途中参加ということ、いつまで参加できるか判らないと言うこと、たぶん最高年齢(63歳)ということ、いろいろ気になることはありましたが、とにかく行ってみようと思いました。 
あの時、決心して本当に良かったと思える場所です。
夏の暑い日から今日まで、週4日間、先日の「楽屋」公演の前は連日、それは厳しい稽古でしたが、こんなに熱く、辛抱強く、嘘のない言葉で、私たちを教えて下さる石丸さんに出会い、新しい発見があり、出来ないことが少しずつでも出来るようになっていく喜びを感じ、若い仲間に支えられて貴重な経験が出来ました。
POLYPHONICはそんな素晴らしい時間が共有できる場所だと思います。
……加藤素子

***

POLYPHONICで学べるのは芝居だけではありません。志や普段の行動も変わります。いろんな事に対する価値観や考え方だって変わるかもしれない。それくらい影響力のある稽古場です。もちろんそれだけ厳しい稽古場でもありますが、そこには間違い無く愛と情熱が溢れています。
僕はPOLYPHONICに入って、人が本気で芝居に取り組んだ時、そこには言葉には出来ない真実や感動や喜びがあるんだと言う事を学びました。これからもずっと芝居と向き合って行きたいと思っている僕にとって、それを肌で感じられた事は一生の宝物です。
……小山順之

***              

自分の今持っているものも、まだ出せていない部分も、一緒に探しながら本気で育ててくれる。
自分自身にやる気と追求心があればどこまでも伸びて行ける気がする。
俳優私塾のいいところは、相手がいること。
自分以外の生徒の稽古を見て学ぶ、見られて成長できる部分がたくさんあると思う。
色んな年代の人がいるのも楽しいし、新しい人達にも是非出会って一緒に芝居がしたい。
……羽根桐香

***

私は、初め個人レッスンを受けてから1期生に入ったのですが、何故そうしたのかというと先生という人が演劇を知らない私には物凄い衝撃だったからです。そして、何か運命を感じました。1年間、演劇と真剣に向き合おうとすると、色々なことが私の中で起きてきて、2ヶ月近く物が喉を通らなくなったり、心が通わず泣いたり、予想外のことに感動して嬉しさでいっぱいになったり、世の中ってこんなに鮮やかなんだって徐々にですが感じられるようになりました。
……山田さつき

***

自分が抱えている壁に、真剣に向き合ってくれて、一緒に立ち向かってくれる。
役を演じて行く上で、
舞台の上で生きた人間になることを教えてくれる。
芝居に、台本に、役の人物に敬意をはらい、真摯に向き合うことに気づかせてくれる。
そんな経験豊富で、エネルギッシュで、愛に溢れた、素敵な石丸さち子さんの下で学べた1年でした。
必ずレベルアップ出来ます!!
また素敵なメンバーが集いますように☆彡
……浅木栄二

***

51歳でPOLYPHONICに入れていただき「あつこさん」と呼ばれて1年が経ちました。
その間、私を名前で呼ぶ人を3人も亡くし、家族や自分自身の病気も。これでもかと押し寄せる荒波に、心が折れそうになる1年でした。POLYPHONICがあったから乗り切れたと思っています。
稽古場へ行けば、熱い魂と真摯な眼差しがありました。厳しい稽古と笑顔がありました。紙の上の言葉が生きて立ち上がるのを目の当たりにして感涙したことも1度や2度ではありません。POLYPHONICに流れる時間は、間違いなく「濃い」です。
……山口敦子

***

私は怖がりで人と深く関わることを恐れていました。そんな私を石丸さんやPOLYPHONICのみんな、そして演劇が変えてくれました。
今までの人生で覚えた表面的なコミュニケーションや、愛想笑いは石丸さんにすぐに見破られてしまいました。だからこそ、丸裸で、ありのままの自分で芝居と向き合うことができました。
ここにくればきっと、新しい自分に、たくさんの可能性に出会えるはずです。
……翁長明子

***

僕は、11月からの参加なのですが、石丸さんに出会えて本当によかったなぁと、心から思っています。
石丸さんの良いところを紹介しようってなったら、伝えたいのは、「愛」があるっていうところ。
生徒との距離や関係が気持ちいい。
今の世の中で、誰かの為に真剣に考えて、笑ったり、怒ったり、泣いたりなんていちいちやっていたら疲れてしまう。
学校の先生だって、今はドラマみたいな熱い人は全然いなくなったし、悪いことは悪いって叱ってくれる、近所のおばさんだっていない。
でも「誰かの為に真剣に」を当たり前にやってくれるし、そういう生き方しかできないように見える。
それは、何か見返りが欲しくてやる偽善じみた事なんかじゃあ全然ないから、こっちも絶対にそれに応えなきゃってなる。
石丸さんを喜ばせたいって。(芝居が昨日より良くなったり、おおきな仕事を決めてきたり…先生、ちょっと待ってて!)
感覚でいったら、家族っていうのか、お母さんっていうのか、姉さんなのか(でも、素直に喜ぶ姿は少女みたいにかわいい)
なんだか上手く書けないけど、生徒に対して飾らなく正直者だし、どんな質問しても真剣に聞いてくれる、そんな家族のような先生。
だから、稽古中は自分の心の中に、ズドンと入ってきてくれて、今自分がやったことが、どうだったのか教えてくれる。
やっていて、悔しすぎて泣いたり眠れなかったりすることもあったけど、着実に一歩一歩前に進んでいくのがわかる。
褒められた時の嬉しさは、やっぱり頑張った分に比例する。
自分の演技が少し変わった時に、芝居が楽しくなった。
見えなかった景色というか、初めての感覚に快感を覚えた。
入る前に持っていた自分の演技論みたいなヘンテコな考えは、先生がくれる愛で変わってきました。
出会えて四ヶ月しか経ってないのですが、僕は本気で先生についていこうと思っています。
そして絶対にいつか恩返ししようって思っています。
……藤代太一

***

私にとって、ここは言葉で言い表せないほど尊く、大事な愛しい場所です。
濃密。厳しくて優しくて熱くて悔しくて感動して落ち込んで笑って楽しくって!

約一年通ってみて、演劇って本当になんて人間なんだろう、とつくづく思っています。やっぱり重厚に面白さを感じる。そう思わせて貰えたのは、他でもない石丸さんのただならぬ指導があってこそ。

石丸さんは稽古中によく「そこにいる人間が見たい」と言います。
ぼんやりと生きてきてしまった私は戯曲に書かれた登場人物の一言一言が全然体現出来なくて眠れない日もあるけれど、ちょっとでも出来るようになったと思える事があるともう嬉しくて嬉しくて、本当に幸福な気持ちになります。

ほぼ毎日、いろんな年代のいろんな個性の生徒の芝居を見て、感じ、刺激を受けて心が揺さぶられるし、一緒にやると尚更で、そういう魅力も図り知れない。

石丸さんはたまに稽古を見ている時、その役になったような表情をしたり、頷いたりします。本当に演劇を心から愛しているのが分かるし、生徒の一人一人をよく見ててくれているのを感じます。
そして演劇者として、私が想像も出来ない程の相当な努力と苦労と命を削り獲得してきた宝物を、惜しみなく全力で教えてくれます。

私はこんなにも強く厳しく優しく面白くガンガン鍛えてくださる先生を他に知りません。
だからこそ、その気持ちに応えたいし出来るようになりたいので必死になります。

気持ちの部分や私生活でも強く、前向きになっていきます。
以前の私はちょっとした事で落ち込みやすくて弱くてしようがなかったけど、どんなに私生活で苦しく辛い事があっても、やってみなくちゃ分からないし、とりあえず前に進んで行こう!という考え方になりました。
そういう姿勢は稽古場で石丸さんから学びました。
私にとってまだまだ出来ない事はあるけれど、何があろうともいつでも前向きに明るく前進していく姿を、生き方を尊敬しています。

私はこのPOLYPHONICで演劇に、みんなに、そして石丸さんに支えられて生きているなと実感しとても感謝ています。

4月から新生活が始まりますが、この経験を思い出としてではなく、学んだ事をこれから先自分の人生の糧として活かして行こうと思っています。
……青島翠

2010.03.04

ご来場ありがとうございました。

「楽屋」公演は、無事全公演、好評のうちに終了いたしました。
ご来場くださったお客様に、心から感謝いたします。

これからも、俳優私塾POLYPHONICの活動を見守ってくださいますよう、お願い申し上げます。

舞台写真をアップしました。
こちらよりどうぞご覧下さい。

2010.02.27

2月27日(土) 初日、開く。

「楽屋」の初日が開きました。
本日、ご覧いただいたお客様、本当にありがとうございます。

明日、あさってとあと四回の公演。
明日の昼には、別チームが初日を開けます。
引き続き、少しでも心を揺らす芝居をご覧いただくため、
頑張って参ります。

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***

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