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2012年6月

2012年6月30日 (土)

出演者紹介、になるはずだった。

今・・・・今私が書いていた「三人姉妹」出演者紹介記事・・・・。
朝4時くらいから「なるほど4時じゃねーの」と書き出して、鳥の声をきいて爽やかに目覚め、といきたいところを、そもそも寝ていないので目覚めもないというか、目覚めっぱなしというか、このまま悟りまでひらけそうな目覚めっぷりで書きすすみ、もうすぐアップのはずだったBLOG記事が・・・・

き え た 。

私いま、目覚めました。諸行無常に。

ついでにものすごく目がさめましたが、もはや何をする気にもなれない・・・・・。

燃え尽きたぜ・・・・真っ白にな・・・・(日誌の記事が)。

モスクワカヌ

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2012年6月27日 (水)

Happy Birthday!!

昨日は出演者の難波真奈美さんと、杉浦大介さん。なんと両名のお誕生日でした!

2人のお誕生日サプライズを企画する演出家の石丸さん。
芝居の稽古を装って、ケーキ、というかアップルパイをババン!と登場させようと、
石丸さんがむかったさきは、難波さんのもと・・・・・。

石丸さん「難波ちゃん、あのさ、今日誕生日の人がいるんだけど、芝居の稽古中の、パイ      をもってくるシーンでさ、お誕生日用のサプライズでだしてほしいんだけど。」

私「あ。」

難波「え?」

石丸さん「あ!今日誕生日なの難波ちゃんだ!」

ちなみに、もうひとりのお誕生日人、杉浦さんも2人のすぐ後ろにいたため、石丸さんのサプライズ企画はサプライズされる本人達にダダ漏れ・・・・・・。

「あ~~~!!」

と、床に転がって悔しがる石丸さん。2人へのサプライズが、石丸さんが自分自身にサプライズする結果に。

でも難波さん、杉浦さん、それに稽古場にいた面々は楽しんでいました。
石丸さんサプライズ。

ちなみにその後。

「悔しいから、リベンジする!」

と、別の場面でちゃんとバースデー企画を実施し、無事2人へのサプライズ(?)は敢行。

難波さん、杉浦さん、おめでとうございます!

Birthday

いい笑顔!

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2012年6月26日 (火)

初の通しと、固定の稽古場入り!

結婚披露宴会場で演じられる「三人姉妹」。

昨日は初めての通し、そして今日から固定の稽古場入りです!

これまでは都内の各施設を放浪していた座組も、腰をすえて本番にむけて稽古に取り組んでまいります!

昨日の通しでみえた、「三人姉妹」の世界・・・・・。

ひとりでも多くのお客様に訪れていただきたいと思います。

チケット予約はこちらから。

ではこれから稽古場に、いってきます!

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2012年6月25日 (月)

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2012年6月23日 (土)

「三人姉妹」出演者紹介! ~吉木遼 編~

Image245


というわけで、出演者紹介の第一段です。劇中、「ローデ」という名前の軍人を演じる

吉木遼さんです。

見ればわかるとおり、見た目は色白で爽やかな、現代風のイケ面です。
汗かいてても、その爽やかさはみじんもくずれません。
夏のユニクロとか洗剤のCMが似合うと思います。

ええ。間違いなくイケ面の部類にはいると思います。雑誌なら「明星」、ジャニならジュニア。エグザイルは多分ない。

そんなイケ面の彼なのに、間違いなくイケ面なのに、何故でしょう。

稽古がすすむたびに、普段イケ面などど縁がない私のなかで、彼への親しみがいやましていきます。

演出家の石丸さんが普段開催している私塾の生徒でもある彼は、稽古場でも常に、演出の愛のムチをふるわれています。
吉木さんの出番にはほぼ必ず響く「リョオ-ッ!」という演出家の悲鳴(?)

ダンスシーンでコサックダンスを踊れない吉木さん。
「O脚だよ!」とダメだしをされる吉木さん。
軍人として、まずまっすぐ立つところから始まる吉木さん。
上司のために、扉をちょっとしか開けない、今話題の<部下から上司へのモラルハラスメント>の最先端を劇中でいってる吉木さん。
別れの場面で演出に、
「泣いて」と言われて
「はい」
と、共演の堀文明さんに目薬を借りる吉木さん。

堀さん「女優さんみたい・・・・。」

エトセトラエトセトラ。

そんなチャームポイントの多い吉木遼さんの、劇中最大(?)の見せ場といえば、ダンスシーン。
小栗剛さんのギターと歌にあわせて、劇中のローデの友人、フェドーチク役の藤尾姦太郎さんとロシア風ダンスを披露します!

昨日の稽古OFFも、藤尾さんと2人、今回の出演者の一人でダンスの先生をしている斎藤穂高さん監修のもと、練習に励んでいました。

演出家「2人のダンス、どう?」
穂高さん「あ、でも、だいぶよくなってきたと思います。」
演出家「よし、じゃあ一度ここに呼んで踊らせよう。」(別部屋で練習していたため)
穂高さん「それはまだ早い・・・・・。」

ちなみに、私も穂高さんの踊るワルツを見様見真似して踊ってみましたが、演出家に

「盆踊りの匂いがする・・・・・・。」と言われました。三拍子の盆踊り・・・・・・。

ダンス、難しいです。しかし、チェーホフが、「ここで皆踊る」的なことをト書きに書いたら、その場にでている人は踊らなくてはいけません。

コサックダンス風のしゃがんで足を伸ばす踊りをしたら、1回で足のつけねをグキッとしていた「痛っ!」とかなってた吉木遼さんも、ほぼ2週間後にせまった本番では、華麗な舞いを披露しなければ・・・・!

はたして蝶のように舞う吉木さんを本番で見ることができるのか?!

稽古場で、どんなに汗をかいても爽やか吉木遼さんの、その汗の成果を・・・・・

乞うご期待!です。





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2012年6月20日 (水)

もっと人間を。

本日は稽古OFF。嵐の夜です。巷では風がふくとTMレボリューションごっこが熱いですが、文学少女としてはここはやはり「嵐が丘」ごっこと洒落こみたいところです。

「おお、心の恋人よ、今度こそいうことを聞いておくれ!キャサリーン!」

しかし、思います。「三人姉妹」もそうですが、外国の戯曲や小説を読むたびに思います。

外人・・・・やつらは・・・テンションが高い、熱い、そして濃い。

やはり先祖代々肉食ってた民族は違います。身も心もアジア圏な草食系の私には、そのテンションがごくたまにうらやましく、しかし大体疎ましい。

昔、新劇の舞台で、外人を演じるために「つけ鼻」で鼻を高くした、という逸話を聞いたことがあります。私は想像するのです。その新劇の団体は・・・・・きっとテンション無理だからせめて鼻だけでも高くしたのではないかと。

最初にその逸話を聞いた時には笑ってしまった私ですが、そう考えると、なんだかその背延び感が涙ぐましいような気がしないでもないです。

しかし誰も、誰ひとりつっこまなかったのでしょうか。だれか空気の読めない若手が

「え、マジすか?先輩、その鼻、まじすか?!」

とか、うっかり言わなかったのでしょうか。そもそも新劇の座組にそんなKYがいないのでしょうか。それとも、実はハリウッドの特殊メイクばりに出来がよくて自然だったのか、似合っていたのか、その人に。いや、そんなことはないとおもいます。

多分、先入観というやつじゃないかと、私はにらんでいます。

「私は今度外人を演じる。外人は鼻が高いものだ。だからつけ鼻をしなくては。」

って、本人も、周りも思っていたのではないかと。だから、「つけ鼻」を誰もおかしいとは思わなかった。外人は鼻が高い、外人を演じるなら鼻を高くすべきだ、と、皆思っていたから。

でもね、落ち着いて考えれば、

「俺は今日、これで笑いをとりにいく!」

というつもりでもなければ(そのつもりも大変微妙なあれではありますが)

「つけ鼻」つけてるのは、やっぱり変だと思うんですよ。ていうか・・・・・若干鼻梁を高くしたところで、外人、なれないじゃないですか。だれかが一言、言えばよかったんです。

「ていうか、ぶっちゃけ、つけ鼻つけても俺たち外人にはなれなくね?」って。

ああ、彼らに、時代に必要なのはキムタクだった・・・・・・・・・。

しかし誰かしら突っ込む人はいたのでしょう。現在は外人役だからといって「つけ鼻」なんか皆つけません。

私は想像します。もし、「つけ鼻」の習慣が残りつづけたら・・・・。

文学座とか新国立とか、例えば「桜の園」とか観に行って、出演者が全員つけ鼻とかしてたら・・・・・・。

私は絶対、桜の園を誰が買おうがどうでもよくなるだろうと。だっておかしいもの。ラフネーフスカヤ夫人やアーニャが「つけ鼻」って・・・・・・!

そう。私が観客だったら、物語と、そこで生きている人をみたいと思います。「つけ鼻」つけてそれらしくしている、それらしくしている気でいる人でなく。

役を演じる、ということを、仮面をかぶる、という比喩にたくすことがままあります。

だからでしょうか。演じることが、仮面という自分以外の顔で装う、今風に言えば盛る、という方向に捉えられることがあるのは。

でも、その仮面はつねに、某長寿漫画の某月影先生の言うところのガラスの仮面。

仮面を装着したとて、仮面をつけた主体としての「その人」の素顔が隠れるものではない。

「三人姉妹」では、たとえばロシア人の軍人や令嬢を演じるとして、

「私はロシア人のお嬢様です!軍人です!」

と板の上に、観客の前に立つのは、現代の日本人で、お嬢様でも軍人でもない役者その人。鼻をつけようがどうしようが、それはもう動かしようのない事実として、まずそこにある。

「三人姉妹」という、100年前にロシアで書かれた戯曲の世界のなかに、オーリガがいてマーシャがいてイリーナがいて、

現代の日本にそれを演じる、杵鞭麻衣さんが、朱永靑さんが、飛鳥井みやさんが、竹中由紀子さんがいます。

その間にかかる橋はなんなのだろうか、と考えます。時代も時間も国境も生活も年齢も超えてかかる橋。「つけ鼻」なんかじゃないはずです。

私は役者の経験がないし、稽古場で少し代役やっただけで「めっちゃ疲れた。役者ってすげー。」とか言ってる人間なので、全然こたえとかわからないのですが、先日、ちょっとそれのヒントになりそうなお話を聞きました。

「三人姉妹」演出の石丸さんは、長らく蜷川さんのカンパニーで役者・演出助手をされていた方です。

石丸さんがヒロインとしてある舞台に立つことになり、自分自身とはあまりにかけ離れた人間を演じることが出来ず壁にぶつかったときに、蜷川さんから言われたという言葉のお話です。(私というフィルターをとおしているので、言葉つかいとか違うかもしれませんが、だいたい意味としてはこういうことだろうな、と私がとらえたことです)

「お前に兄弟はいるか?同じ家、同じ環境で育っても、性格が全然違うだろう?だから、こういう環境だから、私はこうしか出来ない、というのは違うんだよ。育つっていうのは、いろんな可能性を捨てることだ。一つ屋根の下で暮らしていても、選ぶものがちがえば別の人間になる。お前は今こうある、以外の自分の可能性を捨ててきたけれど、役者ってのにはな、その捨ててきた可能性、うしなった自分自身を生きる権利があるんだ。」

・・・・・・世界の蜷川が、このBLOGを一生読まないであろうことをいいことに暴挙。

きゃー!!ニーナーッ!!かっこいいー!

うしなった自分自身を,生きることができる、とか、生きていい、とかじゃなくて「生きる権利がある」ときた。シビレます。

それで思ったのです。オーリガやマーシャやイリーナも、なりすまさなきゃいけない誰か、じゃなくて、俳優にとってのうしなわれた自分自身、なのではないかと。

私は俳優の経験がないので、これは全くの想像なのですが。私が書くということとも、それはコミットしていると思うのです。文字を使うと、ふだん何かとうまくいかないこの世界に、別の触り方ができる気がして私は書きます。

結局、もともとないパーツを足して他人を装うのではなく、あらかじめ失われた「私の」世界や人生と手をつなぐことが演じることだったから、「つけ鼻」はすたれたのだと私は想像します。

私は、私たちは、「三人姉妹」の世界なかで、どこまで生きる権利をふるうことができるか。

明日から稽古再開です。

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2012年6月19日 (火)

「三人姉妹」出演者紹介、はじまるYO!

浜松町(都内)と浜松(静岡)をガチで間違えて切符を買ったことがあります。

静岡にいなければいけない朝、都内にいる私、は(色んな意味で)忘れられない青春の1ページ。皆さまこんにちは、モスクワカヌです。

さて、「三人姉妹」の稽古も、だんだん佳境に入ってまいりました。

「魂で演じるんじゃない、人生で演じるんだ。」とは、出演者の一人、男ぶりはよくないけれど誠実で優しい軍人「トゥーゼンバフ」を演じる小栗剛さん。

人生を、舞台といういたにのせて、しばいに、観客に差し出す。

どう料理するか、されるかは相手次第。

「それはとても怖いことだけれど、でも、それでも板の上にたつのってかっこよくない?少年ジャンプの漫画に感動したのは、漫画の主人公に勇気があったからで、俺たちは今、感動させるがわにまわれてるんだから。勇気がなくちゃ。」

素敵でしょう?でも素敵なのは小栗さんじゃあないのです。

今回の座組、総勢18名のキャストたち。

演出家いわく「魅力的、個性的、華あり癖あり、美しくかつ化け物度も高い布陣」

普段は板の上でスポットを浴びている皆さま一人一人に、BLOGでもスポットをあてていきたく、今後は「三人姉妹」の出演者紹介を、このBLOGで定期的におこなっていきたいと思います。

乞うご期待!

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2012年6月16日 (土)

美しいものになら

演出キャスト不肖わたくし、座組み一同が「三人姉妹」と格闘する日々でございます。

アントン・チェーホフの手で書かれてから100年の時を経て、国境を越えて、今なお世界中で上演されている、この戯曲。

この戯曲の力を、世界を、どんなふうに結婚披露宴会場に蘇らせるか。稽古中は、目的地にたどり着くまでの、あの道この道、試行錯誤か続きます。

蘇らせる、と書きましたが、ちょっと違いますね。「三人姉妹」の戯曲は生きているのですから。それこそ、わたしなんかよりずっと長く。100年。

「三人姉妹」は、チェーホフの作品であってチェーホフ自身ではないけれど、彼のあらわしたもの、書いたものは、彼という一個の人間の命を越えて生きている。

人間は時に、自分自身以上のものをつくれるし、この世界にあらわすことができるのだと思います。それは私にとっては、とても感動的なことです。

この間、稽古場にいながらふと、美しい桜の木ノ下には死体が埋まっている、という言葉を思い出しました。私のイメージでは、その桜は死体が美しく咲かせた花なのですが、
人間が、自分自身ではない美しいものをあらわすためには、屍になってそれそのものに、身を投げなくてはいけないのだろうかと思います。

しかし、物理的な意味でも比喩でも、「そのもののために死ぬ」ことは本当に難しい。

ところが芝居にはたまに、血と汗と涙どころか、命を要求する怪物が潜んでいます。

100年200年生きるものは、やはり怪物ですね。

そしてそれだけ生きるには、やはり怪物でなければならないのですね。

「化け物度の高い座組」と謳われた、本公演のキャスト達が、100年を生きた怪物とよっつに組んで、どこまで戦えるのか。

化け物 VS 怪物 (なんだか特撮ものタイトルのようだ・・・・。)

私・・・見届けるっ・・・・・!

皆さまもぜひ、劇場というか披露宴会場へ、見届けにきてください。

「三人姉妹」チケット予約はこちらから

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2012年6月14日 (木)

小道具紹介!~××する独楽~

独楽を、使うのです。あの、クルクルまわる、例のあれです。

私は悩んでいました・・・・。その独楽を、どこからどう、調達するか。

日本によくある独楽とは、違うのです。何がどう違うかはネタばれすぎて書けませんが・・・。ていうか一度書いちゃったので書きなおしているのですが・・・・

独楽にかぎらず、「三人姉妹」の世界のなかには、今はもう日常で使われていない道具というものが、姉妹達の日用品として登場します。なかにはもう、今の時代では入手困難なものもいくつかあり、演出の石丸さんとの小道具打ちあわせの時に、「用意するのが難しい小道具」の筆頭にあげられたのが、この、「独楽」でした。あと当時のカメラと、藤製の乳母車。

はずかしながら私、最初に台本を読んだ時には、この「独楽」がどういうものだがさっぱりイメイジがわかず。

「わかりました!探します!」

と演出に意気込んでみたものの。

さて、この、「~~~する独楽」、今の世の中、しかもロシアから遠く離れた日本で、どうやって入手するのか。だいたい私は、この独楽の正式名称さえ知らんのです。

××する独楽・・・・××するコマ・・・・・こま・・・・・困ったな・・・・・・・。

考えても考えても、いきつく先はダジャレにしかならない。そんな夜。

ふと思いつきました。

こんな珍しいコマ。

普通の人は絶対持ってないし、普通の店には売ってない。

しかし世の中には、普通じゃない人、そう、その道のマニアがいる!

広い日本に一人ぐらい・・・・独楽が大好きで、世界中の独楽を集めてたりして、さらにその情報をネットで公開してる人がいないものか?!

独楽愛好会とか同好会とか、独楽マニアクラブとか、独楽かわいいよ独楽ハアハアとか、ないだろうか?!

私、その線からGoogle大先生をせめてみました。

そしたらなんと・・・・・「日本独楽博物館」という存在があああっ!

「海外の60数カ国の独楽を含め日本各地の独楽が約2万点。
昭和初期から40年代を中心とし、江戸期から現代までのおもちゃや子どもの生活用品2万点。世界の手作り玩具、民族楽器千点を収蔵。見るだけでなく、希望者には国内外の伝承遊びを教えています。
休館日は不定ですので、電話で確認してからご来館ください。入館料は無料です。 」

というのが、その博物館の紹介文。

素敵すぎる・・・・・・・。

その博物館のHPなかから・・・・見つけたのです。「××する独楽」。そこにはこんな紹介文が。

<まわすと、××します。>

まわすと、××します。

まわすと××、

これかあああああっああっ!!

早速演出に確認したところ、ドンピシャリ。

これぞまさに「瓢箪から独楽」・・・・。語り継がれる日本のことわざが身に染みます。

ダジャレしか出なかった夜が嘘のようです。

そんな紆余曲折をへて、愛知県の独楽博物館から無事に届けられたのが、「××する独楽」。

独楽博物館のかた、独楽を送って下さる時に、

「芝居にでるんですか。幸福な独楽です。」と、演出の石丸さんにメッセージをくれたそうです。ありがたく、そして独楽に対する愛情が伝わる一言。ありがとうございます。

「袖すり合うも他生の縁」の諺もあるように、この公演に使うのでなければ、たぶん一生調べることもなく、したがって存在を知ることもなかった独楽と、独楽の博物館。

自分の生きる、半径ウン百メートルの世界とはまた別の場所に、世界がひろがりました。

感謝。

「××する独楽」は、今日も元気に稽古場で、××しながらまわっています。

独楽を送っていただいた、日本独楽博物館のHPは、こちらから。

三人姉妹のチケット予約はこちらから。

××が気になるそこのあなた。

劇場にてお待ちしています!

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2012年6月13日 (水)

公演会場アンフェリシオン見学!

今日も元気に電車のドアに挟まりました。モスクワカヌです。

さて本日は、「三人姉妹」の公演会場である、結婚披露宴会場「アンフェリシオン」見学の日でした!

そう・・・・Theatre Polyphonicの「三人姉妹」はなんと、本物の結婚披露宴会場を舞台にして演じられるのです

キャスト陣、そして私も、会場の見学は初めて。そぼふる雨の中、JR総武線亀戸駅から徒歩6分。私たちが公演に使う会場は、アンフェリシオン6階の披露宴会場「REGALO」です。

会場にはいった瞬間、ざわめく出演者達。

アイアンゲートをくぐって入場したその場所は、ヨーロピアンスタイルの、シックながら華やぎもある雰囲気の披露宴会場。アンティークな調度品や飾られた花々、銀の食器等は「三人姉妹」の世界さながら。

芝居というのは、演じる場所からも力をもらえるものですが、今回のこの会場は、「三人姉妹」の世界観に、かなり強い力をもっているとみた。

チェーホフの「三人姉妹」の初演は、確か1901年。「三人姉妹」に、はっきりした年代は記載されてませんが、おそらく1890年~1900年前後を想定して書かれています。

100年以上前の、ロシアの地方都市。

現代の我々はその都市の、その時の空気を吸うことはもちろん出来ません。

けれどこの公演会場は、「三人姉妹」の世界観を、しっかり支えてくれるのみならず、醸してくれると思います。100年前のロシアの、地方都市の、ある三人姉妹の家の空気を。

華やかでロマンティックながら、大変に頼もしい会場です。

三人姉妹、バッチコーイ!!

という感じなので、私たちもその胸に飛び込んでいきたいとおもいます。

それにしても、結婚披露宴会場で演じられる「三人姉妹」。

結婚披露宴会場。

そこで通常おこなわれるのは、当たり前ですが披露宴。

「そうして2人は結婚し、いつまでもいつまでも幸せに暮らしましたとさ。」

そんなファンタジーのエンドロール的な2人の明日を、いい大人が大っぴらに信じることが許される場所。

そこでは、私たちが疎んじながらも後生大事にしているリアルこそが野暮。

祝う側も祝われる側も、ツルツルピカピカの顔で愛と夢と希望に満ちていてよいのです。披露宴では。

そこで、「三人姉妹」。

わざわざ、結婚披露宴会場で演じられる、と銘うたれた「三人姉妹」。

私は先ほど、芝居は会場から力をもらえる、と書きました。

でも芝居は大人しく、自分を支えてくれる会場におさまっていてよいわけではありません。この場所の、この会場の、この世界の意味と枠を壊さなければ。(物理的にではなく)それを目論んでの、結婚披露宴会場で演じられる「三人姉妹」だと思います。

今回の舞台。誰のお祝いでもないのに、披露宴会場に堂々入場できる、ちょっとかわったチャンスです。だって行かないし、そもそも入れないでしょう?披露宴の会場だなんて。

この場所に来るには、誰かに招待されるか、自分が披露宴の主役となるしか道はないのです。

余談ですが、何故か昨年は私の周囲で結婚ラッシュがあり、「結婚しました」「披露宴に招待」という連絡が、やたら多かったのですが、あれですね、幸せのおすそわけってたまに暴力ですよね。心とか財布とか財布とかおもに財布とかへの。こういう場合、「いつか私の披露宴の時に返してもらうんだいっ!」という負け惜しみがセオリーですが、私の場合は返されるあてがないどころか、返されるわけがないレベルなので微妙。

「主役の予定は未定だけれど、友人知人に招待される以外で披露宴会場に入場してみたい!」というそこのあなた!

この公演を見に来ていただければ、願いが叶いますよ・・・・・・・。ふふふ。

なんですって?

主役じゃないと嫌だ?

何を言ってるんですが・・・・・・・・。

人生という舞台では、いつでもあなたが主役です。(にっこり)

だから(?)見に来て。三人姉妹。

チケット予約はこちらから。

ぜひぜひ、ご来場ください。

「Заранее благодорю вас за помощь!」
(ザラーニェー ブラガダリュー ヴァス ザ ポーマシ!)

(あらかじめ、御礼申し上げます。)

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2012年6月12日 (火)

姉妹の愛したモスクワ。

本日は、怒涛の10時間稽古。

10時間といったらあれです。飛行機で成田からモスクワに飛べる時間です。ああ、懐かしきシェルメチボ空港。税関のやる気がないシェルメチボ。トイレが汚いシェルメチボ。職員の女性がやたら怖いシェルメチボ。もっとも私がシェルメチボ空港をヘビロテしていたのは15年もまえのことなので、今はいろいろ変わっているかもしれません。トイレは綺麗になったのか、それだけ知りたい。

そんなリアル・モスクワに行けるだけの時間をかけて、「三人姉妹」の座組は、姉妹の見果てぬ夢、モスクワを目指します。

私は夕方からの参加になってしまったのですが、今日は芝居中で生ギターの演奏を披露していただく音楽家、宮里豊さんも稽古場に来ていただき、劇中の歌や踊りの場面、そして1幕をじっくり稽古しました。

そんななか、今日個人的に一番面白かった石丸さんのダメだし。

石丸さんの私塾の生徒でもあり、今回は「ローデ」という若い軍人役で出演される、吉木遼さんへの一言。

「O脚だよ!」

そう。軍人は、足をとじなきゃいけません。ぴったりと。

でもO脚って・・・・・・・どうすれば。

そんなO脚以外にも、いろいろチャームポイントの多い吉木遼さん。

色白でちょっと韓流スターっぽい、ホールド(洗剤)のCMが似合う優しげな二枚目の彼は、しょっちゅう演出に愛ある駄目だしと、叱咤激励ならぬ叱咤また叱咤をうけております。

本日、軍隊で上官の役である「ヴェルシーニン」のエスコート役をふられたさいも、ヴェルシーニンを招き入れる広間の扉を、うっかり細くあけすぎた吉木さん。

その扉の隙間から、体をくねらせて広間に登場するしかない、軍人であり上官であり43歳の「ヴェルシーニン」、もとい河内大和さん。(もちろん扉はエアなのですが、ないがしろにはしないのです。)

ああ、2枚目軍人の初登場シーンが爆笑シーンに。

吉木遼さんのそんなところが、他人と思えない私です。

さて、私は、こうしてBLOGを書きつつ稽古を振り返り、「三人姉妹」の目指したモスクワについて考えています。

そこは、飛行機で10時間飛べば辿りつけるリアルなモスクワとは違う、心の世界の国です。しかしその心の世界の国で生きるために、リアルの世界で、俳優がどれだけ多くのものと闘わなければいけないか。舞台の上で、英雄でもなんでもない一個の人として生きていることがいかに難しいか。

明日は本番の会場、「アンフェリシオン」見学です。

会場が見えれば稽古でもまた別のものが見えるでしょう。楽しみです。

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2012年6月11日 (月)

よいプロットは美しい。

本日から稽古場に、青山達三さんが合流。

今舞台の本番中で稽古場にいない役者さんもいますが、「三人姉妹」の出演者が、本日はおおむね勢ぞろい。

青山さんを迎えて、今日のテーマは「初心にかえる」。

これまで怒涛の立ち稽古をすすめていましたが、もう一度車座になって、1幕から4幕まで、本読みを行いました。

読めば読むほど、発見のあるチェーホフ。

私、今日も気づいてしまいました。

チェーホフ、プロットが天才すぐる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

はい。今さらです。

「三人姉妹」は全4幕で、起承転結、と、1幕ごとにきれいにわかれたような大枠の構成になっているのですが、「転」にあたる3幕は、特に見事だと私は思う。

三人姉妹の住む街を、大火が襲った日の夜。彼女たちの家の中でも、抑圧され沸騰した思いのたけが、人間関係の摩擦が火花を散らし、次々に引火していきます。

何度も読んだのに、気づいてなかったんですよね。その導火線の配線の妙に。

美しさに。

これからも色んな発見がありそうです。「三人姉妹」。

そうして発見したものを、どこまで、どうやって、お客様にお披露目するか。

今日から約一月後の初日に向けて、戯曲という言葉の堆積のなかから、宝石の鉱脈を探す作業は続くのです。サラリーマンにとっての事務作業、工夫にとっての採掘のように、役者にとってのそれは、地味でつらい労働の時間だとも思います。だけどそれなしでは、何も手に出来ず、どこにもいけないのも事実で。

「披露宴会場で演じられる三人姉妹」

7月10日の初日まで、あと約一月。

ぜひぜひご来場くださいませ。

チケット予約はこちらから。https://ticket.corich.jp/apply/36508/

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2012年6月 9日 (土)

意外と知られていないかもしれない、事実、チェーホフはハンサムである。

先日、演出の石丸さんが、稽古場に分厚い資料本を持ってきてくれました。

それがなんと、チェーホフの写真や、当時の舞台写真が掲載されている資料本。

「三人姉妹」初演時の役者たちの写真も残っていて、かの有名なスタニスラフスキーが、「三人姉妹」の初演では、演出兼キャストだったことに驚き。さらに意外にイケ面だったこともサプライズ。

ちなみにスタニスラフスキーが初演で演じた役は「ヴェルシーニン」という役で、一言で言えば、インテリで軍人の色男です。ちなみに今回の公演では、河内大和さんが演じられます。彼もまた、演出いわく「化け物度の高~い」俳優です。稽古4日目にして、とても一言では言い表せない「ヴェルシーニン」が見えてきております。ネタばれになるのであまり詳しく書けませんが、とにかく、面白いのは間違いなしです。一過性の面白さじゃなくて、スルメのような面白さ・・・・。そんな本と役者がそろった稽古場なのです。

そして、私このたび発見したのですが、当のチェーホフ自身も、カッコイイ!

皆さま、ご存知でしたか?私、チェーホフのポートレイトは知っていたのに、知りませんでした。雲の上の劇作家フィルターがかかっていたのでしょうか・・・・。

本には、見開き一面にチェーホフの顔写真なページが結構あるのですが、微妙に顔の角度や目線を変えているそのポートレイトが、どれもハンサムにすぎる。

めくってもめくってもハンサム。
実際、女性にはとてもよくもてたし、女友達も多かったようです。
ていうか、ハンサムで、医者で、病弱な、売れっ子の劇作家って・・・・・・。

つまり、こういうことですよね。

まず、チェーホフ、黙って立ちます。ハンサムです。

この時点でまず、世の女性の半数に受け入れられます。

次に自己紹介。「医者です。」

この時点で、堅実かつ上昇思考タイプの女性たちの本能をわしづかみです。

さらに「実は結核もちで・・・・」と咳をすれば、熟女層の母性本能をつかみ、

「小説家、劇作家です。」でアート系女子にたたみかけ、きわめつけは

「チェーホフです。」ときた日には、もてないわけにいきません。
属性がオールマイティすぎます。チェーホフ。

アンリ・トロワイヤの伝記を読むかぎり、チェーホフは相当の小悪魔です。

プロの作家の、相当美文かつ熱烈な手紙を相手の女性におくりつけ、相手がその気になると、さっとはぐらかしては、女優や人妻をキリキリ舞いをさせています。しかも本人は別に相手をもてあそぼうとか思ってるわけでないらしく。あくまで真面目に、ひどいのです。
これは・・・・まさに小悪魔の恋愛テク。
世の女性誌はチェーホフを特集すればいいと思う。

この資料と伝記のせいで、私のなかのチェーホフのイメージが最近、激変。

今までの、天上人、総本山、夏目漱石とキャラかぶってる、というイメージから、普段は模範的な大作家であり社会人、だけど時々チョイ悪オヤジ的な・・・・的な。

もしも彼が現代に生きる劇作家だったら、チョイ悪オヤジ系の雑誌で特集組まれてると思います。ジローラモとか、とにかく掘りの深い外人と一緒に表紙を飾っててもおかしくありません。(LEON、よりはメンズ・プレシャスよりかもですが)

「インテリは、眼鏡から」とか「出来るオヤジのヨコシマな口ヒゲ」とか、そんなキャッチコピーで。うん。あまりそんなチェーホフは見たくないかな。

そんな妄想をしたからでしょうか。

稽古場で資料本をめくりつつ「チェーホフかっこいい!」とか言ってたら、ページの紙で指を切りました・・・・。
なんだろう、この気持ち。失恋?

チェーホフに、愛してもらえる私、ではなく舞台を目指して、7月の本番まで日々稽古。

お客様にも愛されたいので、是非是非みなさま、ご来場くださいませ。

チケット予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/36508/

よろしくお願いいたします!

モスクワカヌ

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2012年6月 7日 (木)

スタートダッシュ。

「三人姉妹」の稽古、急ピッチですすんでおります。

稽古3日目にして、もう立ってます。1幕とか2幕とか、通しちゃってます。

実は、日にちで言うなら本番まで一月以上あります。

そう、けして「結婚披露宴会場で演じられる三人姉妹」、初日が明後日とかじゃないんです。

しかし、走ってます。100メートル走のスピードでマラソンのスタートダッシュをきっちゃってます。そしておそらく、このまま7月まで走りぬけるつもりかと!

もちろんまだまだ詰めなくてはならない部分は多いのですが、それでもちゃんと通るところがすごい。道なき道を、出演者一同で走りながら道をつくっているそんな感じです。

演出家・石丸さんの目標は、「18日までに荒通し

ちなみに、大体のキャストが揃って稽古開始したのが4日です。

やるのか・・・・やってしまうのか、やれるのか?!

出演者一同で目標達成なるのか・・・・乞うご期待、です。

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2012年6月 5日 (火)

立った!立った!三人姉妹の稽古で立ったー!

皆さま、こんにちは。よく、服を裏返しに着ていることがあるモスクワカヌです。

たいてい自分じゃ気がつかないので、心ある人か赤の他人に指摘されて直します。今日も稽古場で、塩見陽子さんと杵鞭麻衣さんという女優さん2人に教えてもらいました。

本日の「三人姉妹」の稽古場は、初合流するかたもいて今までで1番の大人数。

さらに、今までの机を囲んでの読みあわせから、立ち稽古へと、稽古内容がレベルアップ。

そこで生まれた演出の今日の名言。

「立ってみて、初めてわかる、俺は今何してるんだ状態」

そう・・・・登場人物が多く、さらに様々な場所で同時多発的に物事が進行したりだれかが会話していたり、今スポットが当たっていたグループから別のグループに、ライトがパンするように物語の焦点が変わる戯曲では、

自分がセリフを言っている時間、よりも、

相手のセリフを聞いている、ないし聞いてないけど舞台上に存在している時間、のほうがはるかに長い。

特に「三人姉妹」は、一度誰かにギアがはいって議論や演説をはじめると、橋田壽賀子脚本か、というくらい話が長い。

テレビなら、話している人だけをカメラが映してくれます。

ピン子の長台詞の時、カメラに映らないえなりかずきはズボンの裾からシャツをだしていたっていいわけです。キャラ、つくってなくていいわけです。

が、舞台ではそうもいきません。

先日、稽古の後で石丸さんに、

「演出家がどんなにいい例えや言い回しを思いついても、それが役者に伝わらなければ意味がない。演出の言葉は、その言葉をかける役者にとって適当なものでなければならないのだ。」

というお話を聞いて、目からウロコがちょちょぎれる思いをした私ですが、

「セリフをどう言うか、どう演じるかではなく、その役の人物として腹とハートに何をもつか。どう存在しているのか。」

を、演出家は役者に、あの手この手で問うていきます。

さながら、一つの鉱脈を目指して、色んな方向からそこへの道をつけようとするトレジャーハンターのごとく。

宝探しはまだ始まったばかりです。

さて、本日は稽古の後、皆で飲みにも言ったのですが、

(なんとなく、お酒飲める人が多そうだな・・・・)という予想は見事に当たり、

皆、とってもよく飲める人達でした。ええ。

時が経ち、席を変えても、テンションを落とさずに盛り上がり続けるキャストたち。原付のためビールを飲めず、涙を飲んでコーラを頼んだ斎藤穂高さんは、最終的にコーラで酔っぱらってました。場の空気を楽しむ才能だと思います。

自ら「化け物度の高い布陣」と今回の座組みを称していた、演出の他プロデューサーもになっている石丸さんは、「キャスティングディレクターとしては大満足。」とのこと。

ちなみに出演者である杵鞭麻衣さんいわく、「動物園」。

チェーホフなのに・・・・・・・・。

文学座とかがめちゃくちゃ真面目にやる古典なのに・・・・・・・。

2人のコメントをあわせると、キャストが「化け物度の高い動物園」になってしまう・・・・・・・。

会場も、いわゆる劇場ではなく結婚式もできる披露宴会場ですし、いろいろ型をはみだした

「三人姉妹」が生まれそうです。

面白いものが出来そう、というか、現に面白いことにはなっているので、本番までにそれが台本とどうコミットしていくか、楽しみです。

皆さまも「結婚披露宴会場で演じられる三人姉妹」をお楽しみに。

チケット予約はこちらから

https://ticket.corich.jp/apply/36508/003/

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2012年6月 1日 (金)

チラシができました!

みなさま、こんばんは。家の猫に嫌われてます。モスクワカヌです。

「結婚披露宴会場で演じられる三人姉妹」

ついにチラシが完成しました

デザイナーはFRANの杉崎さん。彼の持ち味の、ちょっと苦味のあるロマンテイックな優美さが、演出の指示でぐっとシンプルな表現のなかに凝縮されて、麗しき「三人姉妹」をひきたてています。

「三人姉妹」としてチラシの表にいる、杵鞭麻衣さん、竹中由紀子さん、朱永靑さんも、それぞれ演じる役の表情をされていて素敵なのです。

このBLOGの画像にも使われているこのチラシ。明日から各劇場に折込、もしくは置きチラシとして配布していきます。

このチラシと、「三人姉妹」と、もしどこかの劇場で出会ったら、

はじめまして!

Очень притно( オチン プリヤトナ)!

の挨拶をさせてほしいので、どうぞぜひぜひお手にとってみてください。

モスクワカヌ

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