「三人姉妹」出演者紹介 ~塩見陽子 中谷弥生 編~
昨夜無事に初日があけた「三人姉妹」。明日もう千秋楽な「三人姉妹」。
ブログの出演者紹介だけ、あと1週間はロングランできそうな「三人姉妹」・・・・・・。
完全に私のペース配分ミスです。終われるのか?!明日までに?!
千里の道も一歩から、ということで、今回はご紹介するのは劇中「小間使い」を演じ、そして実際の稽古場から芝居のためにものすごく働いてくれていた2人です。
通称「奇跡の細面写真」
チェーホフの戯曲には「小間使い」という表記で特に役名はないのですが、
塩見さんは「ラーシカ」、中谷さんは「ヤーシャ」と自ら役名を編み出し、三人姉妹の暮らすプローゾロフ家の小間使いとして立ち働いております。三人姉妹のようにフューチャーされることはなくとも、彼女達も4幕中に様々なドラマがあるのです。
そう。三人姉妹末っ子のイリーナが「働かなくちゃ」という以前に、2人はめっちゃ働いています。小間使いからみれば、メインどころの懊悩など、鼻息で吹き飛ばせるくらいなのかもしれません。
さらに二人とも、劇中のみならず稽古中から、公演のために、バミリや小道具管理等、ものすごく働いています。本番を終えてすぐ「三人姉妹」の現場に参加してくれた、気配りの温かい塩見さん。よく気がついてくるくる立ち働く弥生ちゃんは稽古場で「皆のお母さん」と呼ばれていました。
以前働いていた会社で芝居をしているというと、「派手でよいね」と言われたことがありますが、音と光に溢れる舞台の裏では、実にたくさんの、地味かつ地道な作業の積み重ねが必要で、その部分を担える人のタフさや仕事の精度が、さながら家の土台のごとく、公演全体に関わってくるのだと思います。
「ラーシカ」「ヤーシャ」がいなければ、まじで「三人姉妹」公演は成り立たなかったでしょう。
そんな有能な小間使い2人ですが、時給は今のところでておりません。
請求は・・・プ、プローゾロフ家にお願い致します。
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