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2012年8月

2012年8月15日 (水)

「三人姉妹」出演者紹介!~難波真奈美 編~

ついに、8月に突入してしまいました。「三人姉妹」出演者紹介・・・・・・。

さらに暦のうえでは、立秋。つまりもう秋。
いやあ・・・・私が言うのもなんだけど、暦、KYじゃない?毎年毎年、判で押したように、決まった日に「立秋」むかえるの、もうよさない?

だって今年はさ、あれです。オリンピックです。日本、沸いてました。(本日閉会しちゃったけれど・・・・)
それに日中はまだまだ35度とかになっちゃってます。暑いです。普通に。

暦、この熱い空気、もっと感じよう?そう、毎年めぐりくるからといって、季節をルーティンワークにしちゃいけない。今年の夏は一度きり。暦がどうあれ、「もう秋か~」なんて、落ち着いてしまってはいけないのです。何事も、気の持ちよう。病は気から。季節は「き」から。(あ、なんかダジャレみたい・・・・。)

つまり!季節はまだ夏!なんならまだ7月ってことにしといてくれても構わない!さる7月12日に千秋楽を迎えた「三人姉妹」の稽古場日誌も・・・まだだ、まだ終わらんよ・・・・・ゴゴゴ・・・・・・。

というわけで、本日ご紹介するのは、演出家の石丸さち子さんの盟友、女優の難波真奈美さんです。

難波さんもね・・・写真が・・・・・・

いや、ほら、やっぱり、実物の10分の1の魅力も伝えられない写真じゃウプしてもしょうがないかなって思いまして。けして私が写真を撮り忘れたとかそんな裏事情はうわuWaなniをすsうruはアバババ・・・・・・。

はい。ごめんなさい。
あんまりなので、公演終了後に、難波さんから私がいただいたコートの写真をUP。

Image314

稽古場で着せてもらい「似合うからあげるよ!」ということで、いただいたコート。私、冬もののコートをここ数年来所持していないため、ありがたく譲り受けることに。

「ワカヌの家にはサモワールはあるのに、なんで冬物のコートはないの?」

と聞かれましたが、何故だろう・・・・・。

しかしコートをちゃんと着ている私の写真をアップすることも考えましたが、難波さんの紹介記事で私の写真アップするってどうなの?死ぬの?ということでコートのみですが、これもこれでわけがわかりませんね・・・・。

閑話休題。

難波さんは一言で言うと、陽の気を発している人。ご本人は稽古場で、とくべつ騒いでいたりするわけではないのに、まとう空気がいつも明るく、舞台にたいして常にやる気前向きな方でしたが、難波さん自身の生きる姿勢や居方とは別の、もっと天然な部分から、金剛石のように周囲を明るくする光がでています。きっとオーラというものなのでしょう。

難波さん演じる「アンフィーサ」は、三人姉妹の乳母で、彼女たちが子供の頃からずっとそばにいて、お仕えしてきた人です。

「三人姉妹」劇中では珍しく、「アンフィーサ」の境遇は、最後にほっとするオチがつけられています。他の登場人物たちの人生のトーンと比べると、アンフィーサの劇中における最後だけは、付け足しのような出来過ぎ感があるのですが、私はこの付け足しがわりと好きです。

おそらくチェーホフも、三人姉妹のためだけに実直に生きてきたお年寄りを、たとえ劇中とはいえ、馴染んだ家を追い出され行き場所もなく路頭に迷い・・・・という扱いには、したくなかったんじゃないか、と私は想像しています。そんなアントンが好き。

「アンフィーサ」は召使頭として、劇中でも小間使いを2人従え、食卓の準備やらなにやら大忙しの役なのですが、それすなわち、その役を演じる俳優としても大忙しということ。

しかしながら、さすが、こまごました小道具のさばきという、観客の目にはとまりにくいけれど恐ろしく手間の必要な作業を、ただの段取りでなく芝居として、そして芝居の一環ではあるけれど実際的に、どんどんご自身で工夫してつくられていました。

つくづく、俳優の仕事は、「これはしなくてはならない」ということは多くあっても、「これだけしていれば大丈夫」ということが一切ないなと思います。

ライトの下で、美しいセリフを話したり派手な立ち回りを演じたりする以外の地道かつ膨大な作業は板の上にはのらないけれど、その、見てもらえない作業を、難波さんや座組み最年長の青山さん達がどれだけ真摯に行っているか、そして芝居に厳しい人ほど人に優しいか、ということを、稽古場で私は見せてもらえました。感謝。

帰路、地下鉄の路線が途中まで同じだったので、難波さんと稽古のあと何度か帰りをご一緒させていただいたのも、嬉しい思い出です。

難波さん、コートありがとうございます。おかげさまで今年の冬はユニ○ロで購入したスリムダウン(ようするに綿が薄い。つまり寒い)だけで乗り切らなくて済みます。

冬が楽しみです。

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