教える心得、教わる心得。
iPod Touchを買ってから、なかなか見る時間のとれないDVDを、持ち歩いて見るようになった。
便利だし、これが以外と集中して見ることができる。
今日は、電車に乗る時間が往復で4時間。
じっくり、たっぷり。
薦められていた「カンフー・パンダ」をようやく見る。
……いやあ、ただの娯楽映画じゃすまない、なかなか深遠なものだった。
「教える」立場の心得。それは、教える相手の可能性を誰より信じていること。
言葉にすると簡単だけれども、これは大変なこと。どれほどか体力と精神力が必要だ。
そしてもう一つ、相手の個性に寄り添った指導をすること。
……これはずっとわたしが信念を持ってやり続けてきたことだ。
確かに、この作業はそのまま、相手を信じることに直結しているのだろうな。
「教わる」立場の心得。
教わる対象が、ただひたすらに好きであること。
ただひたすらに、やりたいと思っていること。
導く人を信じること。
……まったく、教える教わるという関係は、それだけでなんとも深遠なことだ。
でも、今のわたしは、そのことにウキウキワクワクする。
信じてもらえるまで、まずはわたしが、相手の可能性を信じて突き進む。
自分が夢や目標にそぐわない者だと落ち込むパンダに、
導師が言う。
君は「これまで」と「これから」を心配しすぎる。
明日は未知のもの。
今日は天からの贈り物(present)。
だから現在(present)なんです。
「これまで」と「これから」に囚われてしまうのは当たり前。
わたしは、「これまで」に囚われず、「これから」に囚われず、贈り物である現在に輝きや意味を見つけて、みんなに渡していく立場なんだと思う。
いやはや、「カンフー・パンダ」にはびっくり。
教わりました。