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2011年11月28日 (月)

万感胸に迫る。

5年間、情熱を燃やし続けていた活動が、ひとつの区切りを迎えた。
5年。
5年間。
5年前、わたしはまだ演出助手と呼ばれていた人で、そこから、ここまで、どれだけかのことが動いた。
そうか、たった5年の間のことだったんだ、と、何か、こう、万感の思い。万感の思いって、こういうことを言うのか。

帰り道、ふと目についたどんぐりを拾ったら、ちょうどまとまって5個落ちていた。
手のひらにおさめて、珍しくセンチメンタルな気持ちになった。
5年につまっていたものを握りしめる。

風が吹き抜けてくみたいな体を引きずって帰る途中、
新宿で古本市を見つけ、立ち寄ったが最後、2時間ふらふらと本を手に取り続けていた。
どうしようもない時、わたしを助けてくれるてきたのは、いつもいつも、書物書籍だった。
何でもいいから、誰でもいいから、今のわたしに声をかけておくれ。

iPhoneから聞こえてくる音楽に、身も心も滑り込んで、
ちょっと上の空で自転車を駆る。
心地よいリズムと、自分の筋肉で体を推進してく感覚が重なると、
気持ちが少しふうわりしてくる。
タイヤは地面を踏んでいるのに、
何か、少うしだけ浮いて走っているような。
新しい出会いの奇跡に向かって走っているような。
風景はぼんやりと紗がかかって、
ああ、わたしはちょっと泣いているのだと気づく。
洗ってさっぱりするなら、目の奥から洗い流せばいい。
もう長いこと泣かなかった人が、こんなにしょっちゅう。
おかしいな。

さあ、次の5年を考えよう。
この淋しさが糧だと思おう。
人に優しいってことが、本当はどんなことなのか、
自分の心で知りたい。
本当の意味で、人に優しくなりたい。


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