無題。夜に。
公演を約2週間後に控えて、劇場をお借りして稽古をする。
今日1日でいろいろなことを確かめて、掴んで、感じて、また明日から通常のジプシー稽古場に戻る、チームにとっては大切な1日だった。
俳優たちは、みんな、等しく劇場に負けてしまって、
揃って空まわり。
8月と11月に久しぶりに俳優体験しているわたしとしては、わからなくもない。
でも、情けなかったな。
劇場に入る時の高揚感と集中力が、もう少しあっていい。あってほしい。
これは、でも、率いてきたわたしの責任でもあるわけで。
そしてこのところ。
わたしの情熱が走りすぎていて、みんなが着いてこれないのではないかとも思う。
すべての人の暮らしが、生活が、演劇だけで成り立っているわけではない。
でも、わたしは、それが全てなんだ。
もちろん、わたしは今、たくさんのプライベートな問題を抱えているし、もう、じたばたじたばた、もがきながら、みっともなく生きているのだが。
ある時には大騒ぎし、ある時には激しく黙し、一人っきりでいるのだが。
でも、すべては、演劇に向いている。
だからこそ、生きてられる、と、言ってもいい。
こういう指導者が、彼らにはちょっと重すぎるかしら?
……と、今日などは思う。
演劇人としては、これがわたしの有り体だし、変える必要もない。
ただ、俳優のトレーナーとしては、もう熱を冷まさないと。
演出家としては、もう少し黙って、彼らを遊ばせてあげても、いいかもしれない。
ああ、今夜も、来年の仕事の勉強を、ひたすら、した。
これが幸せなのだ。
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