手。
生まれてから、今に至るまで、わたしは、どれだけの人と、手を握り合ってきただろう?
今まで、わたしが一番手を握った人は誰なんだろう?
母かな?
それとも、何番目かの恋人かな?
誰かの手を握っていると、そこから、誰かのいろんなものがわたしにしみ通ってくる気がする。
わたしのいろんなものが、誰かにしみ通っていく気がする。
これは、清水邦夫さんの台詞に出会ってから、ずっと思い続けていること。
青春が、握った手と手を介して、混じり合う。
IN-Projectを観てくださったお客様とも、たくさん握手をさせて頂いた。
何かが繋がりあうこと。ほんのわずかな時間でも。
手から、手へ。
これからも、手仕事で、わたしはひとつひとつ、作っていく。
そして、それを、手渡していく。
誰かの手のひらの中で、どうぞそれが、一瞬でも、宝物になりえますようにと。
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