« 兄と弟。 | トップページ | 戯言。 »

2011年12月 3日 (土)

プリンターが働いている間に。

プリンター酷使の日々。
今日は、台本を印刷してくれるのを待っている。

劇場での稽古、2回目。
激烈な、あまりにも激烈な抜き稽古の後に、
初めて、強引な通しを実施する。
あまりにあまりに、強引な。
でも、走りきった俳優たちは、ようやく、
自分がどこに辿り着くために走っていたかを認識したようだ。
感想を聞いてみると、
結果はどうあれ、マラソンコースを一回走りきって、肩の力がちょっと抜けたと言う。
そう、今までは、どこを目指して、どんなコースを走っているのかも知らなかった訳だ。
でも、わたしに言わせれば、飛距離が小さすぎる。
走りきったかもしれないが、わたしはもっと遠くへ行くつもりでいるのだ。
で、そういう、心も体も火照っている時こそ、浸透率がいいだろうから、
2時間たっぷりかけて、全篇の読み直しのような、ダメだし。
初めての通しが終わってからの、テーブル稽古みたいな感じだった。

ようやく、一本の作品を手に手を取って作るチームになりつつある。
これからだ。
無料公演だから、予算は一切ない。
あるのは、俳優の心と体だけ。
わたしは、彼らの現在に、しっかりと命を吹き込む。
ようやく、ようやく、ほんの少しだけ手応えが……。

どこまで行けるだろう?
どこまでも、どこまでも、連れてってやりたい。
わたしが、色んな先人たちに、ここに連れ去られてしまったように。
一生やめられなくなる、虜になって離れられない、演劇の醍醐味うずまくところに。
実は実は、とても静謐なところに。

« 兄と弟。 | トップページ | 戯言。 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。