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2011年12月18日 (日)

Yasuhiro Ito 1st. Solo Live 幸福に終了。

昨日、伊藤靖浩SoloLiveにご来場くださいました観客の皆さま。
本当にありがとうございました。
心から感謝しています。
彼にとって、大きな大きなステージでした。
それを見届けてくださる方がいること、
観客席から温かい眼差しで見守られること、
自分の歌う喜びを聴く喜びに広げて受け取ってもらえたこと、
どんなにか大きな力になったと思います。

3回のステージを見届けたわたしは、
3回のステージを観客席側で体験しながら、
それが誰よりわたし自身のの求めていたものだと確信し、
フライヤーに書いたように、
わたしの求めた歌が、観客席に幸せに吸い込まれていくのを感じて、
さらに幸福でした。
もちろん、受け止め方は人それぞれだろうし、
音楽の好みも様々。
演劇の仕事を通じて、音楽の仕事をずいぶんしてきましたから、
その辺りのことはわかっている。
でも、昨日の彼のステージを否定する人なんて誰もいないと思う。
初めてのSoloLiveという企画で
一人の歌い手が表現すること。
そこには、たぶん、それまで生きてきた歴史のすべてが入っている。
お父さんとお母さんが愛し合って、それで彼を此の世に産みだしてくれたことから始まって、
出会った人たち、出会った音楽、出会った喜怒哀楽、いいことも悪いことも、すべて。
努力したことも、遊んだことも、愛したことも、憎んだことも。
どれひとつ欠けても、「今」はきっと、昨日の「今」じゃあなかったわけで。
そして、その偶然の産物でありながら、揺るぎのない「今」に加えて、
さらに、昨日の歌には、
これからへの「夢」が含まれていた。
この、「夢」という成分が、表現している最中にも、
人を少しずつ先へ先へと連れていってくれるわけで。

そんなLiveだったとわたしは感じました。
だから、きっと観客席の方々は、みんな何かを受け取ってくださったのではないかと信じています。
演劇作品を世に問う時より、ずっと楽観的に、わたしは信じます。
歌は届いた、誰の心にも。

いや、それにしても、
伊藤+伊賀の、なんとも素晴らしいコンビネーション。
音楽的には言う間でもなく、あの抜け感のあるMCにしても。
伊賀君には、惚れ惚れと、酔いました。

朝から晩まで、ずっとずっと、素晴らしい気配りのバックアップで支えてくださったblackAのスタッフにも、本当に感謝。
中川君の妹さん、和泉ちゃんには、PA関係を任せっきり。
とても頼りになりました。
高屋プロデューサーには昼ご飯に手作りカレーをご馳走していただいて、男たちは大喜び。
ありがたい。
伊藤君の歌につい聞き入ってしまうわたしの横で、スタッフの森田さんは、記録写真をわたしの代わりに撮ってくださっており。
唐十郎さんの「吸血鬼」っていう戯曲に「お世話の都」って言葉が出てくるんだけど、
久しぶりに思い出したな、その言葉。
わたしは昨日、「お世話の都」にいました。

そして、わたしは伊藤靖浩Liveの第二弾を、きっと企画します。
というか、もう、3月に開催するつもりです。
わたしがやりたい、と言って、動かすんです。
好きなことを実現するためにお膳立ての努力をするのは、本当に苦にならない。
そういうスキルがあってよかったなあと思います。

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そして、今日は19日の「赤鬼」本番第二弾に向けての稽古。
わたしがLiveの仕事をしている間、自主稽古をしてくれていたので、
さあ、その成果を見てみるかと始めてみると、ひどい出来。
強引に、女優を引っ張って、
めったにやらないことだけど、自分も一緒に泣きながら引っ張って、
ようやく何かが動き出した感じ。
女優陽子に、稽古場を出てから、熱燗を飲みながら、蕎麦味噌焼きをつつきながら、
大人のダメだし。
連続二度の通しで火照った体と心には、
きっと浸透率のよいダメ出しだったと思う。
明日の劇場稽古が楽しみになった。

それから。
面白かったのは、
今日、赤鬼役の齋藤穂高の芝居が、「え?」とわたしが驚くほど、よくなっていた。
よくなっていた、というよりは、力が抜けて、思い切りがよくなって、自由になってた。
なかなかそんなに一気に成長したりするものではないのだけれど、
どうもこれは、伊藤君の歌が関係しているらしい。
彼には、昨日、一日中Liveの手伝いをお願いした。
ということは、3回のステージをすべて聴いということで。
どうもどうも、伊藤君の渾身のステージが、俳優の彼にたくさんの気づきを与えたらしい。
トレーナーのわたしには、その突如の成長が微笑ましく、嬉しく。
また、人間ってものの、複雑さと単純さ、その両方に、頭を垂れるような気持ち。

ああ、怒濤の年末。
私生活もドタバタ続きで、
身辺のすべてが揺れているけれど、
仕事をする中で、こうして何とか、
幸福につなぎ止められている。

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