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2013年2月

2013年2月12日 (火)

途方に暮れた神。

本当に久しぶりに、ブログを開いた。
年頭から、とあるapplication提出に追われた後、すぐに、下の公演の準備に明け暮れていた。
私塾公演だというのに制作業務を手伝える俳優が少なく、結局演出家自ら先生自ら、せっせと制作業務。これは、演劇公演の実際を伝えてこなかった、わたしの自業自得。
肝心の芝居でも、私塾の俳優はT・W戯曲の手強さに立ちすくんでしまって、遅々として稽古が進まない。わたしはこれまで一体彼らに何を教えてきたのだと自問。煩悶。これまた、自業自得。
とにかく、彼らをどう導くか。
今回は、一緒に闘う芝居じゃあない。
彼らにとりあえずの闘い方の基本を教えて、足が竦んでいる俳優をぐいと闇に突き込んで、あとは自分で闘ってこいと見守っているような。

わたし自身は、テネシーの呪いにかかっている。

「呪い」という短篇の中で彼は書く。
神も自分のように、何かが間違っていることは感じながらも、それを正し得ず、そうしたものから逃れ、まばゆく暖かい場所に隠れたいと願っている、孤独で途方に暮れた存在なのだと。

わたしは今、テネシーと、途方に暮れた神と向き合って暮らしている。
ポジティブで生命力のあるわたしにじわじわと増えていた軛や足枷。
呪われた暮らしの中、それでも軛を引いていけるか、それでも歩を進めることができるか、試されている。
……誰に?
途方に暮れた神に。

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