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2015年4月22日 (水)

「セールスマンの死」

ダスティン・ホフマンのウィリー・ローマンと、ジョン・マルコビッチのビフで、「セールスマンの死」を観る。
彼らの演技、彼らの演じるウィリーとビフ以外にしばらく想像がつかなくなってしまうくらいに、濃厚な芝居。
ダスティン・ホフマンは47歳くらいで60代のウィリーを演じている。最初から全身で作りこんでいるのに、あっという間にウィリーとして存在し始める。
彼が演じている時に、彼我の境目はどこにあるのか?
役作りについて聞いてみたいことが山ほどある。
テネシー・ウィリアムズの短篇も、一気に再読したりして、なんだか一日中アメリカに向き合った。
そして、アメリカでの仕事への模索も、ずっと続いている。
深夜になると、ちょうど向こうのビジネスタイムにあたるので、
NYで"Color of Life"を作った時に関係していた稽古場やら演劇関係者から、どんどんDMが届く。おかげで、そこで新作を作ったこと、これからも作るのだということを、忘れずにいられる。
困難なことがないと言えば嘘になるが、
働くことが今はこんなに楽しい。
18歳で東京に出た時から、ずっと自由に、愛する方向に目を向けたまま暮らしてきた。それを許してくれた両親に、ひたすらに感謝したい。
「セールスマンの死」を観た後で、そう、しみじみ思う。

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