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2015年6月

2015年6月26日 (金)

脱稿。

静かに、静かに、10月上演ミュージカルの第一稿、脱稿。
書いている間、自分の少女時代の孤独を厭というほど思いだした。
そういう物語なのだ。
「サンタ・エビータ」は熱病にうなされるように書いたけれど、
今回は、呪いにかかって、それをひたすらに追い払うように書いた。
孤独だった。
孤独な時間から生まれたものは、とっても切ないけどとっても軽やかで、
キュートな物語。
そして、壮大。出演者四人なのに、壮大。
(演出家のわたし、大丈夫か?)
誇らしいスタートが切れそうだ。
気分をぐっと変えて、明日からチェーホフと暮らす。

2015年6月11日 (木)

2015年初夏は若き俳優とともに。

7月9日(木)〜12日(日)
旅するリーディングシリーズ
〜劇場で海外文学 VOL.1 魅惑のチェーホフ
構成・演出:石丸さち子
出演:Aチーム 輝馬、山本一慶、水木桜子 ほか  
Bチーム 岸本卓也、黒羽麻璃央、水木桜子 ほか
演奏:バイオリン 椛島大樹
会場:DDD AOYAMA CROSS THEATRE
http://j.mp/1IwUrPk
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幼い頃から、海外の文学に親しむことで、わたしは想像の世界で旅をしていました。アメリカ、イギリス、ドイツ、イタリア、ロシア、あらゆる国の、いろんな都市へ。
実際、自分で海外旅行をするようになって、「あれ? わたしの知っている場所じゃない!」と思ったり、「はじめて来た気がしない」と思ったり、わたしの想像と現実は、重なっていたり、大きくずれていたり。
それは、現実と同じくらい、「体験」であり、「旅」でした。
自分の知らない世界があり、自分の知らない価値観があり、
ここと変わらないそこがあり、ここと全く違うそこがあり。
書店に勤める友人から聞きました。
翻訳文学が売れないらしい。読む人が減ってしまった。
それはとても寂しいことだと感じました。
「サンタ・エビータ」をともに創ったアーティスト・ジャパンのプロデューサーからリーディングシリーズのお話を頂いた時に、迷わず、海外文学の紹介企画を提案しました。
2015年初夏から、はじまります。
まずは、人生賭けて愛してきたアントン・パーブロヴィッチ・チェーホフから。
演目は……
「疑問符と感嘆符の人生」
「カシタンカ」
「黒衣の僧」
あれ? 聞いたことないものばかりですか?
きっと、聞いて、見て、びっくり。
めくるめく、劇場での文学体験をお約束します。
そして、これは、若手俳優四人との「勝負!」でもあります。
熱い初夏になりそうです。

「芥川龍之介の恋」
8月1日(土)、2日(日) 
@JZ Brat SOUND OF TOKYO(セルリアンタワー東急ホテル2F)
脚本:赤澤ムック 演出:石丸さち子
出演:木ノ本嶺浩
http://le-himawari.co.jp/releases/view/00518
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芥川龍之介。まずは、そこ。
脚本は赤澤ムック。次に、そこ。
とうとう芥川に手をつけるのか……。
それも一人芝居。
仮面ライダーアクセルでスタートした、木ノ本嶺浩君。
でまた、脚本が、つい最近まで、歩いて3分のご近所で、家飲み友達でもあった美しくイカレタ才女、赤澤ムック女史。
場所は、セルリアンタワーの中の、スタイリッシュなジャズバー!
あらららら。すごい企画だ。
これはかなり、暑い熱い初夏になりそう。
わたしの演出を受けたことがある人は、木ノ本君の身を案じるかもしれない。
わたしの稽古場、激烈なので。
いえいえ。
彼にとって、最高の夏に。
そして、ご覧下さるお客さまにとっても、最高の夏に、してみせましょう。

2015年6月10日 (水)

見えた!

深夜。朝まだき。
書き仕事につき添う猫に向かって独り言。
(心の中では雄叫び。)
「見えた! そこにいきたかったのか、わたしは。書ける、書けるよ、風!」
いつも、この段階がくる。
ここまでの粘り腰。
ああ、この辺りからいつも、ようやく楽しくなってくるのだ。

2015年6月 1日 (月)

10月作品、執筆開始。

6月はとにかく、台本を書くことに専念!と思っていたら、
なんたる神様の意地悪、更地になっていた隣地で、施工が始まっており、騒音どんどん激化中。
タオル1枚持って挨拶にきた担当者が、「9月までですから。」となかなか強面をきかせてきて、ため息。
バッハを大音量でかけて対抗しようとしたけど、わたし、仕事にBGMが向いてない人だったこと再確認。耳が聞き流してくれず、音楽の方に集中しちゃう。
耳栓も試してみたけれど、これ、全く向いてない。無理。
「よし、仕込み中だと思おう!」……と、この思い込み作戦はうまくいくかと思ったけれど、仕込み中は、演出家脳で過ごしているので、作家脳が動き出さないと認識。……ふう。
カフェに行くって選択しかなく、現在Airを充電中。
昨日も行ったが今日も行く。行きすぎでちょい恥ずかしいけど、場所を移すしかない……。でも、Airのバッテリー、最近2時間半くらいしか保たない。……ああ!
19時に毎日工事が終わるので、それ以降は静か。
で、朝まで頑張って眠りについても、9時には騒音で起こされてしまうという……ため息。
「そう言やわたしは、えんえん逆境の中で生きてきたんじゃないの」とひとりごち、ささやかな逆境を楽しんで、わたしは新作、書きます。
「書けるのか?」って、まだ自分を危ぶむ段階。
いつもこの時期を越えてかなきゃならない。
頑張る。

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