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2015年7月24日 (金)

二人の狂人。

7月を迎える前に、夏の始まりは若手俳優とともに、と、わたしはここに書きました。
それは、本当にその通りで、
「魅惑のチェーホフ」で、輝馬、山本一慶、岸本卓也、黒羽麻璃央という、
四人の熱く、魅力的で、可能性溢れる男子たちに出会い、
今は、木ノ本嶺浩君に、全力で向き合っています。
そして、今さらながら、気づいたのです。
7月は、狂人とともに暮らしてもいるのだということに。
チェーホフ作「黒衣の僧」では、狂えるコブリンと暮らしました。
……神経を病み、黒衣の僧という蜃気楼に青春の光を見いだし、悪魔に魂を売りながら、笑みを洩らしつつ死んでいく男。
そして、今は、芥川龍之介と暮らしています。
7月は、ずっと、わたし自身が、少しおかしい。
夜毎、少し、おかしい。
伝染っている、いつも、何か、ずっと、どこか。
でも、一人じゃない。
芥川の、実に複雑な正気と狂気を、木ノ本嶺浩君が、自身の心と身体を全部使って、表現してくれている。
ぶつかり稽古で、狂える夏を、ともに過ごしています。
作曲家の日野悠平君も、る・ひまわりの制作チームも、全力でともに。
わたし自身も、想像しなかった作品に、化けつつあります。
明日は、芥川龍之介の命日、河童忌。
木ノ本君、日野君と一緒に、お墓参りに行ってから、稽古を開始します。

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