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2015年8月24日 (月)

「Sleeping Beauties〜夢をあやつるマブの女王」はこんなお話です。

10月7日初日三越劇場公演
音楽劇「Sleeping Beauties 〜夢をあやつるマブの女王」
ってどんなお話?
作者自ら、書きました、こんなお話です!!

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「めくるめく、絵本の世界へようこそ。」

“Sleeping Beauty” をご存じですか? 
邦題は「眠れる森の美女。
そして、グリム童話の「いばら姫」も、その類話として知られています。
美しいお姫様が魔女に呪いをかけられ、百年の長き間、いばらにおおわれて人を寄せつけぬお城の中で眠り続ける。
その呪いをといたのは、城を訪れた運命の王子様のキス……。
そして、この音楽劇のタイトルは……そう、複数形。
お姫様は、二人の美しい姉妹です。
天才画家と呼ばれたエマ。天才詩人と呼ばれたユマ。
幼くして両親をなくした少女たち。

マブの女王をご存知ですか? 
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」で、夢をあやつる妖精の女王として登場するマブですが、
イギリスのロマン派詩人パーシー・シェリーは、「クイーン・マブ」という作品で、彼女を主役に、壮大な夢の物語を書いています。
マブは世にも美しい姿で颯爽と登場し、眠れる少女を妖精の王宮に誘います。
そして、魔法を使い、世界の過去・現在・未来の姿をあまねく見せるのです。
この世の歴史は、めくるめく美しさと、目をおおう悲劇の繰り返し……。
この時間旅行を終えた時、少女は、夢から覚めるだけではなく、生きている意味と歓びに気づくのです。

そして。この眠れる姉妹とマブの女王を出会わせてくれるのが、一匹のシープドッグ。
牧羊犬は、生まれつき、お世話が上手。
美しい孤児たちをずっと見守ってきた優しい存在。
さあ、姉妹の夢に飛び込んだ、シープドッグとマブの女王! 
そこに、マブのお母さんと旦那様まで登場して、姉妹の夢は大騒ぎ!
まるで飛び出す絵本のように、
まるで壮大なミュージカルのように、
二人の時間旅行は始まります。
時にせつなく、時に美しく、時に痛みに満ちて、夢はつづく……。

二人を眠らせた呪いはなんだったんでしょう?
二人の呪いをとき、夢から覚ましてくれるのは誰なんでしょう?

ひとつ、秘密をお教えしましょう。
この夢はぜんぶ、美しい姉妹が書いた絵本の中味なんです。
めくるめく夢をとじこめた絵本の扉を、
さあ、一緒に開いてみませんか?

Sbfront



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