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2015年8月30日 (日)

断捨離は、記憶の整理。

断捨離、というほどのものでもないが、
長らく手つかずだったデスクの抽斗を整理してみた。
新しい仕事に気持ちよく立ち向かうためには、まず、整理。

断捨離中には、誰でも、もう、誰でも経験することだけれど、
自分の恐るべき過去が、出て来る、出てくる。
なぜこれをとっておいた? 
なぜここに入れておいた?
と、記憶の彼方に追いやられていたものが、
わっさわっさと出てくる。

文房具おたくなので、たくさんの文房具が散乱する中に、
どうしようもないゴミやお宝が散在していた。

そして、誰でも起こるように、
しまいこんだはずの記憶が「モノ」と一緒に蘇って、
泣くこと、二度。
久しぶりに泣いたなあ、泣くのは浄化作用なのだなあと、
泣き止んでしんみり。

ひとつは、父の手紙。
宅急便が送られる度に添えられた手紙を、まとめてとっていたものが出てきたのだ。
その時々、わたしにかけてくれている言葉に、その時代の自分が見える。

ひとつは、誰にも言えない「モノ」
ようやく、捨てる、と決めることができた、「モノ」。
墓場まで、わたしが一人で抱えていく記憶。

しんみりの整理の中で、笑えた懐かしいものがひとつ。

早稲田大学一年性の時、
わたしは体育の授業でトランポリンをとっていて、
体育祭で、トランポリンの部に出場したのだ。
思い切りがいいのと、
ちょっとした美意識があったのが幸いしたか、
なぜか、総合得点で一位になった。

なんとその時の金メダルが出てきたのだ。

何度も引っ越ししているのに、
その度に大事なものをたくさん捨てたり失ったりしてきたのに、
これは抽斗の奥にずっと眠っていたのだ。

その後すぐ、トランポリン部に勧誘されたものの、
わたしには演劇があったので、お断りした。
でも、懐かしいなあ、あの筋肉の感覚。

18歳のわたしがそこにいた。
懐かしくって大笑いしてしまった。

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10月の新作は、記憶にまつわる作品。
今は、何を見ても、何をしても、
自分の新しい作品につながっていく。

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