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2015年12月

2015年12月31日 (木)

今年の仕事。

1月
●台本提供した名取裕子さん朗読劇「女優」の初日@兵庫
●シェイクスピアの講演会
●「サンタ・エビータ」執筆

2月
●エビータ公演のため、タンゴと暮らす
●New Yorkへミーティング旅行

3月
●「サンタ・エビータ」

4月
●「Sleeping Beauties」準備開始
●未来への企画書をたくさん書き上げる 

5月
●「Sleeping Beauties」執筆

6月
●「Sleeping Beauties」執筆
●「魅惑のチェーホフ」準備開始

7月
●「魅惑のチェーホフ」
●「芥川龍之介の恋」

8月
●「Sleeping Beauties マブの女王」脱稿

9月
●「Sleeping Beauties マブの女王」稽古

10月
●「Sleeping Beauties マブの女王」

11月
●「Color of Life」日本版初演準備、情報公開
● New Yorkへ、二度目のミーティング、観劇三昧

12月
●「Color of Life」準備
●忘年公演「MESHI-TERRO」で「魔女の食卓」
●1月公演「盲目のジェロニモとその兄」の準備

そして、一年間、開ける限り開いた、俳優私塾POLYPHONICの稽古場の時間。

思えば、ずっとずっと書いて、ずっとずっと演出して、ずっとずっと次の企画を練って……。評価はいずれついてくるでしょう。
誰が何を言おうと、わたしは、信じることを重ねます。
この一年が、未来につながりますように。
よし。体を大事にしよう。

2015年12月30日 (水)

自分の鉱脈。

三十日。一日中、リルケを読んでいた。
仕事でなければ、この時期に読むことはない類の読書。
思わぬ詩人の目線、言葉と出会い、
仕事に関係ない部分でも、ドキドキしながら過ごした。
来年は、どんな言葉が自分から出てくるのだろう?
信じて、蓄えて、待つ。
待つだけではなく、探しに行く。
自分の内に、内に、鉱脈を信じて掘り下げて行かなければ、
在るものも、この世に出てこないだろうから。

2015年12月29日 (火)

献杯。

20代に経験した、
かけがえのない仕事でご一緒した同世代が、
先に逝ってしまい、
献杯をしてきた。
20年ぶりに、一緒に一ヶ月のスペイン公演をともにした仲間と会ってきた。
感慨は、深く、深く、枝葉が一気に季節を超えていくように、
記憶が甦る。

たくさんの人と会ってきた。
たくさんの人にお世話になってきた。
愛した。愛された。
色濃く時をともにして、会わなくなってしまった、たくさんの人たち。
本当に、たくさんの人が、今、それぞれを生きていて。
この積み重ねてきた、人との縁や時間を、
いつも心に留めておくことの大切さを、痛感する。
目の前の人、目の前の事象、今を支配するものたちに翻弄される時、
どれほど、通過してきた「時」が、わたしを支えてくれるか。
そして、今をともにする人たちも、いずれ疎遠になるかもしれない、
通過していくかもしれない、かけがえのない大切な人たち。
その、川の流れの上から下まで、
いつか辿り着く海に流れこんでしまうまで、
自分という川を俯瞰できる人でありたいと願う。

出会ってきた、どの一人が欠けても、
今のわたしは、ない。
偶然の呼ぶ偶然が連なって、偶然の今がある。
その軌跡や奇跡を、身体の隅っこに、いつも活かしておきたい。
先に逝った仲間の遺志も、感謝も、愛情の記憶も。
ダメになりそうな時に開く宝箱を、自分の身体の中に置いておきたい。

2015年12月 8日 (火)

わたしよ、忘れるな。

誰だって、終わりがある。
わたしも、いつか終わる。
もちろん、これから頑張る。
まだまだ、頑張る。
これから、より、頑張る。
今日、気づいたことひとつ。
出会いや別れがたくさんあるけど、
人を好きになる方が、残り時間が楽しそう。
人を嫌いになったら、残り時間が虚しそう。
だから、どんどん出会うよ。
どんな人でも、好き!でつながるコツはひとつ。
みんな、誰かの子どもだってことを思い出す。

わたしの大好きな詩人タゴールはこう言ってる。

「すべての嬰児は
神がまだ人間に絶望してはいないというメッセージを
たずさえて生まれて来る」

一人、一人が、かけがえのない希望として産まれてきたことを思えば、
何もかもが、うまくいく。

わたしよ、忘れるな。

2015年12月 6日 (日)

訃報。

年末の公演のために、書き始めようとしている。
新しい物語を考えている時は幸せだ。

===
先日。
20代後半、旅の仕事で凝縮して深く関わって、
それ以来ほとんど会わなかった仲間の、
訃報が届いた。
同世代だ。

彼のことを、彼の思い出を、
彼の企画した旅で知り合った人と、
今は海の向こうに住む人と、
FBのメッセージでやり取りをした。
彼は、いつも、新しいことを考えて、
新しいことを夢中になって実現する人だったから、
今度はどんな新しいことを考えていたのだろう、と。
今度は何を思いついて、
夜中に電話してくるつもりだったのだろう、と。

===
新しい物語を考えている時は幸せだ。
それを実現しようと躍起になれる今が、幸せ。

わたしは怖がりなので、ただ前を見てひた走る。
後ろを振り向くのは怖い。
光のある方へ、ある方へ、ずんずんと歩く。

===
並んで歩いた人が、急に立ち止まって、いなくなる。
わたしは、自分が立ち止まる時が怖くて、
前に進む。
立ち止まった人の夢は、きっと自分の中にしまって、
前に、前に、持っていけると信じて。

===
新しい物語を考えている時は、幸せ。

2015年12月 3日 (木)

NY行

12/3
短い旅の終わりに。
機内での覚え書き。

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旅に出るのは、準備も面倒だし、わざわざ生活のリズムを崩すようなものだけれど、
旅に出なければ出会えないものがあると、ことの大小を問わず、感じた数日だった。

NYに滞在した時間はもちろんのこと、
帰国の飛行機の中でも、思いがけない出会いがあった。
出発は11月帰国は12月でビデオプログラムの入れ替えがあり、
「アルトマン」というロバート・アルトマン監督のドキュメンタリーを見つけた。

アルトマンのファンだったわたしは迷わず見た。
3回見て、それでも足りず、今4回目を見ている。
自分がどれほど彼のことが好きかを思い知りながら。
どれほど共振、共感できるかを再確認しながら。

好きな芸術家が、生きて、死んでいくことを、
まだ生きているわたしが、フィルムの中に何度も追うこと。

……映画は砂の城を作るのと同じだ。
大きな城を作っても、やがて波がやってきて城を運び去る。
でも、砂の城は皆の胸の内に残る。

アルトマンには変な作品がいっぱいある。
わたしは変な作品ほど好きかもしれない。
人生を切り取る視線の屈折度が、いつもわたしには、はまる。
彼はこんな風に言う。
……自分の創りたいものを創る。
時に人々はそれを望んでいるし、時には望まない。
それが合えば成功。
でも、成功を目指すのではなく、自分が創りたいものを創る。
わたしはその点でぶれない。

最後になった作品を創りあげた時に、インタビューに答えている。
「死は、Happy Endingでしょうか?」
「Happy Endingじゃないだろうね。
Happy Stopかな……。」

=====
旅に出るのは、楽しい。
人生が億劫になってしまったら、
面倒な旅に出ることさえやめてしまうかもしれない。

旅に出るように、作品を創ろう。
創ってみなければ出会えない世界、出会えない自分がいる。
面倒な手続きを超えて、何度も旅に出よう。
いつ訪れるかわからない、わたしのHappy Stopまで。
言葉が一人歩きしてかっこよすぎるけど、
まちがいなくそんな気分。

テーマ曲は、クレジットに目を凝らすと、
なんと、アルトマン自身が作詞作曲したもののカバーだった。
この詞に、胸を打たれた。
ざっくりと、記憶のために書き起こす。

=====

やり直しましょう もう一度最初から
哀しい目に遭ったけれど 昔のことは忘れましょ
二人が過ごした場所を もう一度訪ねて
やり直すのよ もう一度

やり直しましょう
お互いのプライドを捨てて
心の内を 気遣いあうのよ
そうすれば 再び愛が紡がれるはず
やり直しましょう もう一度

一度は愛し合ったわたしたち
あの時はあきらめてしまった
二人で愛を握りしめる前に……
だからもう一度試しましょうよ
そしてまた始めるの
今度こそ続くように
やり直しましょう 過去にこだわらず
何があろうと愛し合って
やり直しましょう もう一度
12/2
「春のめざめ」は四季版を見ていたので作品は知っていたが、
デフシアターの演出を是非観たかった。
「TRIP OF LOVE」は、内容やプロデューサーが日本人という話題性もさることながら、原田保さんの照明を見たかった。
ほかにも、生で聴きたい歌い手がいっぱいいた。
……と、心残りはたくさんあれど、
(心残りは、近い再訪で果たすことに!)
本日の観劇は最高に幸せ。
「夜中に犬に起こった奇妙な事件」

エセル・バリモアという古く由緒ある美しき劇場に、
あの現代的でシャープな舞台美術、照明を感じる喜び。
卓越した演出と、俳優たちの溢れる感情と冷静なコンビネーション。
脱帽。
芝居を観る喜びが満載でした。
同時に、演出家として、今の自分では圧倒的に物足りないぞと、
先に進む闘志が湧きました。

明日は帰国の途につきます。
12/1
NYに来ると、どうしてこうまで歩きたくなるのか?
歩き疲れて1時過ぎに眠りについたら、4時に起きてしまう。
”Sleep no more"を見たせいかしら?
眠りと仲良くなれない。
すっかり覚醒していて、airを広げ、台本に向かう。
ここまできてworkaholic。
今日はいよいよメインイベントのミーティング。
緊張してるのかな。
7時を過ぎて、少しだけ雨中を散歩。
あったかいコーヒーとマフィンを買って、
午前7時40分現在、
仮眠をとるタイミングをみはからっている。
11/30
アメリカらしいショーが見たくて、ラジオシティーに行ったのです。
トニー賞の授賞式が行われる場所、ってだけで、
一度は行ってみたいじゃないですか。
恒例の「クリスマス・スペクタキュラー」を見たのですが、
圧倒されました。
サムネイルの写真は、人間ドミノ倒しのシーン。
ゆっくりと、ゆっくりと、やがて勢いよく、
しっかりと力学に基づいた動きを、人の身体で実現。
それも、広い舞台の間口いっぱい!
個人主義が根づいた国で、
一糸乱れぬ、ラインナップダンスの美しさ、感動です。
映像と一体化した、無数のサンタの整列にワクワク!
下のサイトに、いっぱい写真が出ています。
観光客向けかと思っていたら、
見所満載の素晴らしいショーでした。
仕掛けも凝っていましたが、何より、人間力。
人が、人を笑顔にするために賭けた、
情熱と時間が思いっきり感じられて、最高。
11/29
今日も喜ばしい一日。
Brooklyn Bridgeからマンハッタンの夜景を眺めつつ、Burlesqueの夜。
Fun HomeとRadio City。
”Color of Life"を初演したDorothy Strelsin 劇場の楽屋口を訪ねたり。
台本を広げるホテルの部屋はとっても狭いけれど、
ハドソン川まで見渡せる眺望でご機嫌。

11/28

快適なフライトでNY到着。
思ったよりずっと暖かくて、雨模様。

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