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2016年3月

2016年3月31日 (木)

残すところ、一日。

「Color of Life」First Castのマチソワ。
昨日の公演で、少し迷いのあったNew Castは、マチソワの間に、舞台上で稽古。フルに動いた1日。
この「Color of Life」のことのみ考えて生きていられるのも、あと1日を残すのみ。

2013年7月NYで初演してたくさんの評価を得て以来、ずっと日本での初演を模索してきた。
今日、それを実現できている喜びと感謝が、溢れるように零れ出る瞬間があった。何度もあった。

この作品が新しい形でまた愛されることを願って。
すでにこの作品を愛してくれている人たちに、全力で「ありがとう!」の思いを送って。
ちっともお返事できていない、たくさんの感慨のメールやメッセージに感謝して。(時間を見つけて返信します!)
この作品を進化させることに余念のないわたしに、とことんつきあってくれるスタッフに、身をよじらせて感謝して。

ねじくれて失敗の人生を送ってきたわたしの書いた、ストレートな出会いの物語。
そこに、伊藤靖浩の緻密でエモーショナルな音楽が寄り添ってできた作品。

受け取ってくれた観客の人数だけ、味わい方があるのだと思っています。どうぞ手にとって、自由に味わってください……!
明日もまた、新しい観客と出会うことを楽しみに。

この作品に関わっているキャストスタッフが、それぞれに幸せを感じてくれていることに激しい喜びを覚えながら、
明日、祭りが終わるまで、祭りの終わりのことなど考えず、
「Color of Life」を喜ぼうと思います。

人生はすばらしい!

人生はすばらしい!っていう、記事のタイトルが大好き。
(大学1年の時、ロシア語の教科書の扉を開けたら、この言葉が出てきた。”Жизнъ Прекрасна!”)
おけぴネットでの、観劇案内。ありがとうございます。
明日、千穐楽です。明日、観てください。


2016年3月30日 (水)

Color of Life英語版 初演三人組。

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中根さんの「Bravo!」

「Color of Life」マチネ、First Cast。
耕平君もAKANEさんも、一回一回の公演を、出来うる限りの繊細さと大胆さでキープしてくれています。
必ず通るべき道は外さず、毎日少しずつ違う風景を楽しみつつ、道に迷わないようにすっごく集中していたり。
演劇というLiveならではの面白さ。

今日は、中根公夫さんが観にきてくださいました。
演出家蜷川幸雄を世界に売り出した、大プロデューサー。
わたしは、20代からずっとお世話になっていて、わたしを演劇人として認めてくれた最初のでっかい人かもしれません。
カーテンコールでは、「Bravo!」を二度もかけてくださり、
「"Fantasticks"をはじめて観た時の感動を思い出したよ」
と、わたしを抱いて言ってくださいました。
はじめて"Fantasticks"を東宝時代に日本に持ってきたのが、中根さんだったのです。
Off Broadwayでロングラン記録を持つ作品と並べて語ってくださったことに、驚きを覚えながら、この作品をどうにかこれからも育てていきたいと思いました。
もちろん、辛口の意見も聞いています。
それはすべて、次への栄養。

あと残り4回で出会えるお客様と、最高の出会いになるように、
明日も、みんなで心を揃えて準備をして、幕を開けます。

(今回、ロビーを古いBroadway作品のチラシや出演者の過去チラシで飾ったのは、"Fantasticks"の上演劇場のロビーが、作品の歴史を感じさせる写真や記録に溢れていたのが、とても素敵だったからです。
”Color of Life"で頂いた賞状も額装して飾ってあります。)

2016年3月29日 (火)

俳優にすべて託す。

「Color of Life」ソワレ、First Cast。
ありがたいことに、今日も満席。
たくさんの知人、かつての仕事仲間、プロデューサー、演劇界の先輩、先生、友達、教え子、愛する俳優、これからの仕事仲間、もう、大事な人たちが客席にたっくさんいるので、開演まで落ち着かない演出家。

でも、わたしには何もできない。
作家も演出家も、本番という神聖な時間が粛粛と過ぎる中、何もできない。
この負荷の高い台本、音楽、演出の中で、毎回を生きてくれる俳優に、ひたすら感謝する。
稽古場ではわたしが牽引しましたが、
今は、我が姿を隠して、
俳優の伴走をしています。

耕平くん、AKANEさん、ありがとう。

わたしたちの七日間の猶予は、今日で折り返し。
時を数えるのは辛いので、
幸せの重さは、幸せが終わった時にはかります。

2016年3月28日 (月)

幸福な芝居。

「Color of Life」ソワレ、First Cast3回目。

この公演は本当にキャストスタッフに恵まれていています。
3月1日のポストに、わたしはこう書きました。

……「Color of Life」チームのキャストも、スタッフも、観てくれるお客様も、みんなが幸せでいられる芝居を創りたい。

それが実現しているのです。
AKANEさんと耕平君の、ストイックで前向きな演劇への立ち向かい方、この作品への情熱。
スタッフがみんな心ひとつに「Color of Life」が好きでいてくれること。(これ、なかなかないことなんです。)
ロビーにいると、お客さまがわたしに感動を伝えてくれる。演劇界の方々も、演劇ファンの方々も。
わたしはまだご一緒したことのない、ある素敵な俳優さんが、
「この10年で観た舞台の中で一番よかった」と、驚くような感想を伝えてくれました。本当に、感動してくださった血が、わたしの中に流れてくるような気がしました。

演劇は生き物。
心して、明日からの公演に取り組もうと思います。

2016年3月27日 (日)

It's my nature.

「Color of Life」マチネ、New Cast、2回目。
広島大学の教育学の教授である難波博孝さんが、遠路広島からご来場くださいました。(ひとつ下のポスト)
勝吾とはねちゃんの回。
二人とのアフタートークもあって。
終演後お会いしたら、目が真っ赤だったんです。

わたしが、若い俳優とぶつかりあった姿を、
きっとご想像くださったのだと思います。
難波さんは、教育学の中で、ずっと若い人たちの導き方を考えてらっしゃるから。

勝吾とはねゆりが高いハードルを越える姿が、しっかりと届いたようです。
わたしは、いつもいつも、愛があるって言われます。
恥ずかしいけど、しょっちゅう言われるんです。
みんながそう言ってくれるから、きっとそうなんだろうな。
だとしたら、きっと親ゆずりの、
”It's my nature”です。

あと2回。
勝吾とはねちゃんを、愛しまくります。
わたしの愛はなかなか激烈な時もあるけれど。

スタンディングオベイション!

「Color of Life 」ソワレ、First Cast 上口耕平×AKANE LIVバージョン2回目。
でも、昨日の上演はやむをえず途中中断したので、
2回目の初日、とも言える公演でした。
当日券でのお客さまが増えて、満席の劇場。
そして、トリプルカーテンコールでは、自然発生的なスタンディングオベイションが!
蜷川カンパニーの仕事や海外公演でスタンディングオベイションには慣れているわたしでしたが、
今日は、泣かずにはいられませんでした。
自分の生み出した、夢見た作品が、愛する俳優たちが受ける喝采。
隣には、「Color of Life」をともに生み出した伊藤靖浩がいる。
最高の喜びでした。
ご覧下さったお客さまが、ロビーで、バックステージで、かけてくださる言葉のひとつひとつが、嬉しくって嬉しくって。

進化し続けるAKANEさんと耕平君は、客席から見ていて、ため息がでるほど美しい。
二人は、フライヤー撮影するだけで美しかったけれど、ルックスだけの美しさじゃない。
生きていることを、ぎりぎりまで楽しみ、痛みを越えて立ち上がる強さを抱えていることの美しさ。
人生の愉悦を、二人で分け合う時の、思いやりや自我との闘いの深さの美しさ。

伊藤保恵×山口明子×大野美由紀という美術×照明×音響チームは、
わたしの最強のサポーター。
衣裳のKazuさん、ヘアメイクの野澤さんも、演出と作品への理解で最高の仕事をしてくださいました。
演出助手矢本翼子、キティの愛すべき制作チーム、綜合舞台の徳弘さんチーム、
舞台監督の井関さん、キャンバス裏の妖精高橋君……。
全スタッフの愛情が、わたしの推進力。

明日も、美しい舞台をお届けします。
まだ残席のある日があります。
是非、わたしにお声がけください!

New Cast初日!

「Color of Life 」マチネ、New Cast 鈴木勝吾×はねゆりバージョン初日。

体の中にたくさん起爆剤を持った男、勝吾。
優しくて、自由で、放埒で、魅力と可能性をまだまだ秘めている俳優。
物を創る男が持つ独特の屈折と、隠しきれない真情の溢れる和也が生まれました。
はねゆり。可憐でPOPな女の子が、傷ついて壊れかけた女になるには、あまりにも烈しい稽古が必要でしたが、今日舞台にいたレイチェルを、きっと多くの人が愛してくれたことでしょう。

青くて硬くて、歯がたたない果実が、ぶつかりあって潰れて、果汁がほとばしって混じり合うようなものにしたい、そう思っていました。

First Castと、全く、全く違う芝居になりました。
自分でもびっくりしています。
出会う人が違うだけで、同じ台本同じ音楽なのに、ここまで違う。
すべての演出は、彼らと出会ったからこそ生まれたものです。

痛々しく美しいBoy meets Girlを、是非ご覧いただきたい。
First Castをご覧いただいたお客さまには、二倍の楽しみだと思います。

2016年3月26日 (土)

COLの素晴らしい劇評。

こんなに素晴らしい劇評を書いていただきました。
作品が「伝わる」喜び。
わたしが観たいものを観たいと思ってくれる人がきっといると信じて、走ってきた。
未だ見たことのない景色を見たくて、「こんなものが見たい!」と、俳優とスタッフに伝え続けて、今はそれをみんなと共有している。
そして、それが観客にしっかりと届いていく、伝わっていく。
こんな幸せはありません。

観たい!と思ってくださった方、わたしにいつでもご連絡ください!
31日までです!

http://takarazuka-j.blog.jp/archives/1858393.html

初日に起こったこと。

「Color of Life」初日。
心を通わせて大切に積み上げてきた稽古と、信頼できるスタッフと闘いながら創った作品。NYの初演から数えて、どれだけかの年月夢見ていた日が、今日という1日。

素晴らしい幕開きだった。
でも。
開演15分頃だったか、劇場内前方でで急病のお客さまがいらして、隣席のお客さまが報せてくださり、制作陣が対応。
観客席の一部が騒然としてきた。
わたしの判断は遅かったかもしれない。
でも、遅かったとしても、それしか道はなかった。
「中断します」という選択。

お客さまの安全を確認して、再開したのは5分後くらいだっただろうか?それとももっと長かったのか?

芝居が再開されている間に、プロデューサーが救急車で同行してくださって、お客さまの無事が確認された。
そして、初日に芝居を中断し、途中からやり直すという状況の中、上口さんとAKANEさんは、素晴らしい出来だった。
観客の皆様にも助けられた。
芝居に客席が収斂していくのがひしひしと感じられて、
新しい作品が生まれたことを実感した。

今日という「現在」では、最高の出来だった。
そして、明日という「未来」がある限り、この作品は、まだまだ育つ。

明日は、Newキャストの初日。
そして、ソワレは、Firstキャストの2日目。

2016年3月24日 (木)

余念なく。

「 Color of Life 」あさって25日初日。ファースキャスト主演の二人。
愛してやまない、愛さずにはいられない、二人の最っ高の魅力を、どこまで拡大し、どこまでそのまんま観客席に届けられるか?
長い一日の場当たり、明かり作り、テクニカルリハーサルに、始終笑顔で、二人で寄り添いながら、舞台に存在してくれた。
山口明子さんが考え抜いた繊細な明かりと、わたしの演出意図が絡み合って、時間はかかるけれども、素敵な時空が生まれつつある。
心からありがとう。そして、明日はNewキャストも場当たりに登場。まだまだ、やるべきこと山積み。
今日1日のスタッフに感謝しつつ、また明日も芸劇9時。
余念なく、仕事したい。


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2016年3月23日 (水)

COL劇場入り。

「Color of Life」仕込み。セットの立ち上げからシュート、明かりづくりの入り口まで。
白いキャンバスに、明日、光と音と俳優の心と体が集まってくる。今日は一日演出卓に座って、明日を見通す。

Theatre Polyphonicの第一回公演の美術伊藤保恵さんと照明山口明子さんと、今回は組ませてもらった。
二人ともわたしをよく知ってくれていて、仕事がしやすい。
今日の山口さんの気合いの入り方を見て、わたしも背筋が伸びる。
音響の大野美由紀さんとは今回がはじめてだけれど、これからずっと一緒にやってほしいと思うような、作品への愛情がある。
自分の作品を愛してもらえることが、一番のエネルギーになる。
そこに明日は、作曲家も俳優もやってきて、一緒に初日を目指す。

場当たり、舞台稽古、大好き。
俳優と稽古場で芝居を創りながら、わたしが夢想していた世界を具現化するのは何より楽しい。もちろん、ほかのクリエイティブスタッフの想像力と創造力が入ってくるから、奇跡が起きたり、ゆずれない闘いになったりする。演劇の醍醐味。

澄んだ目と、勇気、そして、感謝、愛情、想像力。
今日も自分に言い聞かせて眠る。
明日は早い。

2016年3月22日 (火)

New Cast最終稽古。

「Color of Life」稽古場は、本日が最終日。
New Cast勝吾×はねチームの最終通し。
ぎりぎりまで光を探して走り、長いトンネルを抜け、稽古場に感動を呼んでくれた二人。
甘く苦く、痛々しいが輝かしい、出会いの物語が誕生しました。
難産だったけれど、生まれました。
First Cast とは全く違う、二つ目の「Color of Life」が。

明日劇場入り。
最高のものを選び取れる、澄んだ目と、勇気と、想像力を持って、東京芸術劇場シアターイーストに向かう。

2016年3月21日 (月)

鈴木道子さん。

デザイナー鈴木道子さんとふとしたご縁で知り合いました。
お互いに、世界のYohjiと世界のNinagawaのもとで育っていたり、物を創る姿勢にはとても通じるところがあって、素晴らしい出会いでした。
彼女のブランドNocturne #22 In C Sharp Minor, Op. Posth.のコレクションに、わたしの周りの俳優をたくさん紹介。
FASHON SNAPのランウェイの写真に、石丸組の俳優がずらりと並んでいて、なんだか愉快。
本番当日は、わたしも稽古場で熾烈な稽古をしていましたので、見ることができませんでしたが、参加した俳優から、その経験を喜ぶ連絡がぞくぞくと入り、わたしも嬉しい思いでした。
いつか、鈴木さんとは、何かクリエイティブで美しいコラボレーションが出来るといいなあ、と願っています。

2016年3月20日 (日)

蜷川さんを、はじめて語る。

蜷川さんのもとを離れた時のことを外向きに語ったのは、これがはじめてです。
http://spice.eplus.jp/articles/45574
ライターが、今井浩一さんだったからこそ話しました。それが、虚飾なくシンプルに語られた記事になったことに感動しました。
長い長い間、ここで働いてきたのに、わたしは演劇界では、まだまだ名もない存在。
だから、こうして、我が最高傑作「Color of Life」を記事にして頂けるのは、何よりうれしい。
観ていただけなければ、演劇は無力なので。

勝吾とはねはどこまで行けるか。

「Color of Life」初日まであと5日
上口×AKANEコンビの、どんどん精度を高める通し稽古の後に、まだまだ闘い続ける鈴木勝吾×はねゆりのコンビ。
鈴木勝吾のポテンシャルと魅力は素晴らしい。稽古場で何度もどきどきさせられています。無限の可能性が眠っている・・・いや、眠っているほどおとなしくないものを抱えているので、彼の中で暴れているものが、いつも透けて見えるようです。
それを観客の前に引き出すのが、演出家の役目。
勝吾とはねは、どこまでいけるだろう?
痛々しい若さ、未整理な心のぶつかりあい、激しい葛藤、どこまでも熱くナイーブな心、New Castはそんな魅力です。

そして。
First Castは、今の日本のミュージカルの中で、
最高峰に、人間的で、美しく、潔く、余りある愛情があります。
創り上げたわたしと伊藤靖浩も驚いているほどです。

この作品がNYに行くときに支えてくれたたくさんの方々、
今を支えてくれるスタッフに感謝しながら、明日の稽古のあるべき姿を考えています。

集まったチームと手を取り合って、必ずや、最高の初日を迎えます。

http://coloroflife-musical.com/

2016年3月19日 (土)

New Cast 稽古炸裂。

「Color of Life」の稽古、あと残すところわずか。
First Cast上口×AKANEとNew Cast勝吾×はねの二組は、まったく違う芝居に仕上がりつつあります。
NY版オリジナルをさらに飛翔させたFirstと、全く新しい別バージョンのNewと、もう、あまりに違い過ぎて、毎日2チームを稽古していると、強靱に自らを保たないと精神が破綻しそうなほどです。
オリジナルの素晴らしさに繊細な神経を使った稽古の後に、「オリジナルがなんぼだよ、責任者出てこい!……ああ、わたしだ!わたしが創るんだから誰も文句はあるまい!」ってな感じで、New Castの炸裂稽古していたら、目が真っ赤になってるのに気づきました。……やばい、白目の血管切れてましたね。
苛烈過ぎる。
……周りのスタッフに、たしなめられました。
でも、わたしは、いつも今を生きる女なんです。
そこに俳優がいて、そこに創りたい芝居があれば、全力。
そして、わたしの全力は、かなり凄いよ。
だって。観客と出会うには、今、目の前にいる俳優とどれだけか出会わないと。
二人と二人。四人を、べらぼうに愛しています。

そして。
スタッフが、素晴らしいんです。
繊細な稽古に、荒々しい稽古に、さっくりした稽古に、粘着質の稽古に、
すべて、しっかりとつきあってくれる。
愛情があるんです。
この芝居が、美しい、好きだ、と、ストレートに伝わってくる。
演助、照明、音響、舞台部、制作……すべてのスタッフに、支えられています。
こんな現場なかなかないので、わたしは幸せです。
そして、幸せは、明日の力を生む。

みんなが心配してくれるので、
この先も仕事は続くので、
燃え尽きる花火ではなく、
長々と燃える、練炭の火のようでありたいと思います。

2016年3月17日 (木)

通し稽古という炎。

「Color of Life」稽古の日々。
先に稽古をはじめた上口×AKANEコンビは、さらなる高見を目指して、通し稽古を繰り返す。
わたしは、青白い炎を胸のうちに灯して見守る。
最初から二人の俳優と心ひとつに、繊細にエネルギッシュに、一から創ってきたので、わたしは彼らから生まれるどんな些細なことにも感動できる。
そして、もうひとつひいた目で、もっと素敵な未来があるのではと模索する。
遅れて稽古を開始した勝吾×はねゆりコンビには、
今も変わらず自分が火になって、引火し続けている。
火が小さくなったら風を起こす。
火が消えそうになったら、また火をつける。
わたしが先に燃え尽きてしまうのではと周囲を心配させるほどだが、
わたしの愛情と経験値には、まだまだ余りがある。

今は、猫と一緒に鎮静の時間。
明日は午前中から大事なスタッフミーティング。
午後からは、また二本分の稽古が待っている。

素晴らしい芝居、斬新なミュージカルに仕上がっています。
新しく、シンプルで、美しくて、扇情的で、スタイリッシュで、
と、あらゆる形容詞で自ら褒めあげたいほどです。

詳細は、以下の公式ホームページよりご覧下さい。
そして、何が何でも、観ていただけませんか?
これが、わたしの脚本、作詞、演出の原点であり、未来。

わたしとつながりのある、全ての皆様に、心からお奨めします。

http://coloroflife-musical.com

2016年3月11日 (金)

New Cast進捗。

今夜、わたしは幸せだ。
「Color of Life」NewCastのはねゆりが、
はじめての通し稽古で役を見つけてくれたから。
ここはリングか?ってくらい烈しくぶち当たり稽古する中、
唇を噛みしめながら育てていたものが、
彼女から一気に噴出。
とは言え、これがスタートライン。
四人の俳優とどこまで行けるか?

愚かなまでに俳優を信じ愛する熱さと、
戯曲と俳優の分析力が、
わたしの演出の基盤。
そして、本番の舞台には、一切演出家の影が出ないように。
彼らの心と体の核が、動いてくれるように。

2016年3月10日 (木)

風の家出。

今日も、一瞬一瞬が大切な稽古。

火を熾すこと。
そして、じっくり待つこと。
火がおきない時には、
自分が火になって、炎を育てること。

火になった後、家で束の間、
白い愛猫、風と、穏やかな時を過ごす。
でも、この子の中にも何やらたぎるものがあるらしく、
先日、網戸を破って家出。
深夜、強い雨の中を大捜索。
よその屋根裏に潜り込んでいた彼女は、
出られなくなって、ずっとわたしの呼ぶ声に鳴きかえし続けてた。
白猫が灰色猫になって帰宅。
全身洗ってもらって、今は真っ白。
最近、家にいる時間が少ないからなあ。
ごめんよ。
愛しているよ。
でも、今はそこに、愛する芝居と愛する俳優たちがいるのだよ。
わかってくれとは言えないけれど、
こうして出会ったのだから、ずっと寄り添っていこうよ。
と、眠りこける猫に話しかける夜。

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2016年3月 5日 (土)

激烈な、稽古進捗。

【Color of Life 稽古場より】

2日は、Firstキャスト、はじめての通し稽古。
8日間でよくここまで辿り着いたものだと驚くほどの収穫があったというのに、AKANEさんと上口君には、満足した表情など全くない。
ただただ、もっともっと先にあるものを見つめてくれている。
わたしも、通し稽古の間中、目指す遠方に照準をあわせている。
緊張と、零れる感情渦巻く通しの後も、時間の許す限り稽古。
この日は、伊藤×宮里音楽チームからリマスターした音源が届いた日でもあった。Color of Lifeの音楽の繊細さと大胆さを再認識。
伊藤氏のFBには、自分が生み出した音楽と再び出会い直した感動と自負が、
興奮のうちに記されていた。
https://www.facebook.com/rickytickyasu/posts/937862069643285

昨日、今日と、Newキャスト、はねゆり嬢の稽古。
はねゆりが何度も泣いた。
いや、わたしが泣かせている。
稽古場ではよくあることだ。
泣いてダメになる女優もいるが、
彼女は泣いた分、力が抜けて、腹が据わる。
二日間、とんでもないタフな稽古をしているけれど、
それを、恵まれた稽古と感じてくれているのがわかるので、
わたしは心を鬼にして、攻めの稽古。
彼女と一緒に、まだ見たことのない風景を見るため、
とことんつきあう。
わたしは、攻めるだけ攻めた張本人なのに、
深い夜の中、「はねゆり、元気かなあ」と心配しながら、
「頑張れ! ついてこい!」という、祈りを飛ばしている。

烈しさと、張りつめた繊細さ、強さに裏打ちされた明るさ。
高い要求にこたえて稽古場で踏んばる出演者たちの熱を、
スタッフがしっかり受け止めている。
みんなが、感じてくれている。

2016年3月 1日 (火)

いよいよ実寸の稽古場へ。

今日から、ほぼ実寸の取れる稽古場に移動して、改めて作品の骨子に肉付けをする稽古がはじまりました。
朝、わたしが仕込みから1時間ほど遅れて入った時には、すでに本番の美術に近い形で用意された稽古場。もう、一目で感動。
白い世界に、主人公二人の感情のほころびとともに一枚ずつ生まれていく、七枚の絵が、本当に美しい。
誰かと出会い、好きになることの喜びと切なさを、
こんな形で表現した舞台、ほかにあっただろうか?
そんな自負があります。

そして、このところ、稽古場で感動すること、もうひとつ。
わたしは、長い間、蜷川幸雄さんの演出助手をやっていましたが、
その頃の後輩、矢本翼子が、今回演出助手をつとめてくれています。
わたしは、このところ助手をつけずに、なんでも一人でやってきたものですから、久しぶりに助手についてもらって、何をやってもらえばいいのだろう?と、かつての自分の仕事だというのに、よくわからないまま稽古に入りました。
今は、「石丸さんは作品を創ってください、あとは引き受けます!」
といった、全面的なサポートに支えられています。
稽古場が動いていくための準備を、様々な角度から、懸命に考えてくれる姿に、かつて自分がやっていた仕事のことを思いだすのです。
矢本だけじゃなく、稽古場に参加してくれている全員が、
そんな風に、作品の明日に向かって動いています。

だから、わたしは今、
「Color of Life」チームのキャストも、スタッフも、観てくれるお客様も、
みんなが幸せでいられる芝居を創りたい。
長い長い間この業界で働いてきて、
いろんなものを見てきて、
そうは簡単なことばかりじゃないあらゆるものを知った上で、
純粋に、芯から、そう思っています。

さあ。また、明日。

COL取材情報。

【Color of Lifeの情報がどんどん掲載されています】

BS朝日Japan ぐる〜ヴでの「Color of Life」特集に続き、
◎3月5日発売「ミュージカル」上口耕平×石丸さち子ロングインタビュー
◎「BEST STAGE」第91号(2月27日発売)「今月のBEST STAGE Editors Pick!!」コーナー
◎シアターガイド4月号(AKANE LIVさんインタビュー)
◎Dancers(Web Magazine)http://dancerssupport.com/focus/919/
◎朝日デジタル スターファイル(上口×AKANE×石丸対談)間もなく掲載

NYで初日を開けるまで、夜毎闇雲にネット上に情報をあげ、
NYの日系新聞に取材のお願いをしてまわり、
ありがたいことにたくさん情報を取りあげて頂き。
日系人の集まりを紹介して頂いては、どんどんチラシを配り歩き……。
作品を創るかたわら、懸命に集客した日々を思い出します。

今は、たくさんのスタッフと、志高く思いの熱いキャストとともに、
一人でも多くの方に「Color of Life」を知っていただきたいと、
作品を語っています。

届きますように!

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