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2016年4月21日 (木)

「Angel」について、少しだけ。

新作「Angel」は、あえて、作品の内容については
何も語ってきませんでした。
エンタステージのインタビューではじめて内容にふれましたので、
少しだけ、書き加えておきます。

「ライ麦畑でつかまえて」(Catcher in the rye)の主人公、ホールデン・コールフィールドに見られる、10代が世界に対峙する時の屈折。痛み。露悪的な自己表現。

その作者、サリンジャーが、執筆、戦争体験、自己愛と痛切な恋愛、社会の裏切りを経て、晩年、自宅の周りに高い塀を巡らして暮らした姿。

日本の芸能界における、アイドルという存在の虚像と実像。

森茉莉が、愛する父鷗外を喪ってから、ずっと過去の記憶と暮らし続けた姿。

人の、海馬と、大脳皮質に留まり続ける「記憶」の神秘。

……そんなモチーフたちが、撚りあって、一本の物語になりました。

ダンスの道に専心してきた大野幸人、
かつてアイドルと呼ばれたことのある大野幸人が、
一人の男の人生の記憶を、
膨大な言葉としなやかな身体で語ります。
切なく痛ましい記憶の物語が、
一筋の輝く救済に向かって疾走する物語が、
彼が演じることで、なんとも美しい舞台になりそうです。

残席は残りわずか。

是非、この意欲的な作品に出会って頂きたく、
ご案内いたします。

大野幸人Solo Act「Angel」
石丸さち子 作/演出
佐藤仙人文弘 パーカッション
6月24日 19時(ご相談ください)
6月25日 14時(ご相談ください)/19時(ご相談ください)
6月26日 14時(ご相談ください)/17時30分(残席わずか)
http://angel-theater.info

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