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2016年5月 5日 (木)

女優の悪い血。

「楽屋」終演後の松谷彼哉のツイートで、稽古を回想。
彼女が女優Cに出会う過程はスリリングだった。

チェーホフの本業は医者で、短篇に治療の描写がしばしば出てくる。
悪いところに「ひる」を這わせて悪い血を出す、
吸い出しという原始的な治療法があったが、
わたしは彼女に「ひる」のように取りついて、演出した気がする。
悪い血を吸いたくて。女優に蓄積された悪い血は、とても甘い。

今は、新しく出会う俳優との出会い方を探している。
定石や決まり手はない。
いちいち、探すしかないのだ。
新しい人と出会うには、わたしも新しくなるべきだ。

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松谷彼哉@ 4/28〜5/1「楽屋」公演

台本を頂く、自分の世界観の中で膨らませる、稽古に向かう、演出家さんの世界と遭遇する。そこに届くように、再び構築し直す。土台が出来て骨組みが出来ると中身を詰めてゆく。非日常感に陶酔する。舞台に上がる。非日常が日常となる。幕が閉じる。自分の生活圏の日常に戻る。魂が抜けてぼんやりする。

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