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2016年6月17日 (金)

「Angel」初日まであと一週間。

今日の通し稽古を終えて、わたしはノートの時間の前に、
まず、正直に、「感動したよ」と伝えました。
大野幸人の演じる主人公の生きる姿に感動。
大野幸人が役を生きようとする姿に感動。

「Angel」を書き演出するわたしが、演ずる彼を通して、
まるで新しい物語に出会うように、感動するということ。
幸せな創作過程には、この時期が必ずやってきます。
そして、ここからが新たなスタートでもあります。

わたしの感動は、
果たしてどれだけの観客の感動になりえるのか、
ここから、自分の仕事の精査がはじまります。
通し稽古後のノートの時間は2時間にもなりました。

静かな佇まいに、烈しい情熱を抱え突き進む彼が、
一人芝居に挑戦とか、
新境地を開くとか、
そういう文言を遙かに超えて、
感動的な作品を生みだせるように。

初日を控え、作家も演出家も恐怖でいっぱいですが、
舞台に一人立つ彼は、もっと大きなものと闘っています。

精神がひりひりする瞬間と、
演劇のふくよかな喜びを、
行ったり来たりする日々。

初日まで、あと1週間。

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