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2016年6月

2016年6月30日 (木)

▶そして、次の作品へ。

新作のために、かつてのミュージカル俳優を追っている。
調べても調べても、情報はひと握りなのだけれど、
ひと握りからの妄想が、昨日からわたしを苛んでいる。
エンタテインメント仕事の、
喜びの大きさと喪失の大きさに、
自分自身の現在が揺れてしまう。
書き始めるためにはきっと必要な過程なので、
揺れるに任せてはいるが……。

「Angel」で、大野幸人が絶賛されている記事を見つけて、
物語をひとつ産むというこの怒濤に、
ふたたび身を任せる勇気が湧いてくる。
よし、また一から紡ぐのだ。

あんまり素晴らしく褒めてくれているので、
ここだけの話、涙まじりに読んだ。
負荷の高い通し稽古を終えて、
涙が止まらなかった日のことを思いだした。

ひとつひとつの仕事は、鎖のようにつながっている。
希望もなく、絶望もなく、紡ぐことを楽しもう。

魂を揺さぶる大野幸人の新たな挑戦!
一人芝居『Angel』舞台レポート
http://enterstage.jp/news/2016/06/005193.html

▶「Angel」公演評。

公演と俳優が評価されることは、何よりの喜びです。
インタビューも掲載してくださった、エンタステージで、
劇評が舞台写真とともに掲載されました。
すでに決定している再演にむけて、(詳細は後日発表)
さらなる飛翔をご期待いただきたいです。

今回ご覧頂けなかった方には、記事をご覧いただき、
是非、再演に興味を持っていただければ!

http://enterstage.jp/news/2016/06/005193.html

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2016年6月28日 (火)

▶深い呼吸で、創りたい。

雨が降ってきた。
今がどんな季節なのか思いだした。
降る前に散歩をしておいてよかった。
久しぶりに、目的地なく歩いた。
足で自分の身体を推進するのを楽しんだ。

1月から、
上演台本・演出「盲目のジェロニモとその兄」
作・演出「Color of Life」日本版 2バージョン
演出 清水邦夫作「楽屋」
作・演出「Angel」
と続いた。
あまりに違う作品たち。
いつも自分の中の色んな部分を揺らしてきた。
でも、どれもやっぱりわたしの演出世界。
そして、出会った俳優が、スタッフが、わたしを揺さぶり、
新しいものを引きだしてくれた。

このところ、わたしは、
人としては、
失うものが続いたことで、
空虚な時期にあった。
それをすべて作品を創ることで埋めてきた。
創り続けることで、
ようやくその穴ぼこが少し埋まりはじめて、
少し落ち着いて、自分の仕事を考える時期にある。
おそらく。

次に自分が何を書くのか、楽しみだ。
次に誰と出会って、どんな世界を創るのか、楽しみだ。
いろんな美しいものを創りたい。
えんえん、創り続けていたい。
でも、あせらず、丁寧に。

「希望もなく、絶望もなく、わたしは毎日少しずつ書きます」

これはアイザック・ディネーセンの言葉。
レイモンド・カーヴァーが愛した言葉。

「書くということは、書かないということもふくめて、
わたしの運命だ」

これは、金井美恵子の小説の中の一文。

わたしは走りすぎる。
いつも心拍数が高い。
もう少し深い呼吸をして、
仕事はできないものか。
いつも自分に問うている。

書いていない時も、書く人であり、
演出していない時も、演出する人であり、
現場に入っていない時も、わたしは演劇者だ。

そんな呼吸の深さで、
えんえん、創り続けていたい。

2016年6月27日 (月)

▶出会いに感謝。

一生で出会える人は限られている。
作家として演出家として、出会う俳優の人数は、もっと限られていて。

これからも、「出会い」という偶然と必然を喜びながら、進みます。

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2016年6月26日 (日)

大野幸人Solo Act「Angel」終演。

大野幸人Solo Act「Angel」終演。

地道に、丁寧に、積み上げてきた作品が劇場で花開き、
観客に愛される。

大野幸人という俳優が産まれ、観客と出会う。
そして愛される。

喜びばかりの公演だった。

俳優と演出家、二人っきりのクリエーションの日々は、ぶつかりあうことなど一度もなく、ただひたすらに、信頼しあって創っていた。純粋だった。
これを見守り支えてくれたスタッフに、心から感謝。

主人公の抑圧ばかりの青春から、硬い殻を破って零れ出す、
生命力の塊のようなダンス。
踊る喜びは、そのまま生きている喜びで、
彼の身体にとどまらず、世界に放たれる。

あの躍動する身体の軌跡は、幸福な残像として残り続ける。

自分をくるんでいた柔らかい殻に、
彼女の記憶を纏わせて踊る瞬間は、永遠。

二万二千字にも及んだ言葉たちも、
語られる時のしなやかな身体とともに、
言葉を禁じた彼の、沈黙とともに、
記憶に残る。

そして、佐藤仙人文弘君のパーカッション。
バラフォンという木琴から産まれるミニマルな音、
クロテイルという鉄琴から産まれる、痛みと輝きの音。

再演が早々に決まったのは、
作品を愛してくださった観客の皆様のおかげ。

小島賢との再会を、楽しみに待ちながら、次に進みます。

2016年6月25日 (土)

「Angel」2日目。

「Angel」2日目。
渾身で演じる俳優に、最大の敬意をはらいつつも、
作品の未来を求める気持ちが止まらない。
欲深い演出家、業の深い作家の剥き出しの作品だが、
それを大野幸人が演じてくれることで、
奇妙な清潔感をまとっている。
踊り出す彼の肢体が、言葉と時間で綴られた不幸を、
あっと言う間に吹き飛ばしてくれる幸福感。
あと1日。たった2回しかないが、
最も適切なコミュニケーションをもって、
舞台に向かう彼を支えたい。

そして、今回の演出は、
仙人君のパーカッションなくしては叶わなかった。
彼らの1回毎のコラボレーションを、
明日も見守り、楽しむ。

2016年6月24日 (金)

「Angel」初日。

「Angel」初日。
大野幸人という俳優の誕生。
ダンス、演劇という線引きを越えて、
舞台に踊り出た素晴らしい感性。
しなやかな心と身体を支える強靱な精神力。
自分の作品と主演俳優を絶賛することを、
今日は自分に許す。
たくさんの観客が、すべてのスタッフが、
大野幸人とこの作品を愛してくれるいることが、
全身を包み込むように伝わってきた初日だった。

初日を開けるまでのスタッフワークは、
小屋入り直前のビジュアル変更があって時間との闘い、
ぶつかりあいだったが、
カンパニーを信じて駆け抜けた。

この作品を書き、演出できたこと、
大野幸人に出会えたことは、
わたしの人生の、大きな収穫。喜びだ。

2016年6月23日 (木)

劇場入りに向けて。

幕が開くまで、
自分の観たいもの、カンパニーで創ってきたものの本質を、
まちがわないように、最も必要なものを、
選び取りたい。それが、演出家の仕事だ。
「鳥の目と、蟻の目。」蜷川さんから教わったこと。
「死守せよ、そして、軽やかに手放せ。」
これはピーター・ブルックの言葉。


ーーー

仕込み、明かり作り、場当たりを控えた、静かな夜。
興奮を鎮めて、台本を読み、挿入曲をリピート。
ラストシーンのために台詞をひとつ書き足した。
見たことのない、美しいラストシーンが生まれそうな予感に、目の奥がすでに熱い。

2016年6月20日 (月)

24日〜26日に上演される「Angel」
エンタステージのサイトで、紹介して頂きました。
和やかな雰囲気のインタビューを、
とても素敵にまとめてくださいました。
ありがとうございます。

2016年6月19日 (日)

演出の変更にまつわる、柔らかな話。

昨日の通し稽古で、大きな演出の変更の必要を感じ、
朝まで台本に向かう。
初日を5日後にひかえた俳優に求めていいものか?
という逡巡を経ての、
台本の読み取り方の大きな変更。
稽古開始から、休みなく集中して変更稽古。
一度身体に染みこませたものを剥ぎ取って、
新しいものを身体に取り込んでいく。
この、二つの作業。
俳優には大きなプレッシャー。
緊張の通し稽古を終えた時、
変更してよかったという思いと、
よく心身を酷使して実現してくれた、という思いで、
胸がいっぱいになる。

稽古中にこういう心境になることは、あまり、経験がない。
いつもなら「よし、これでいける!」といったクールな受け取り方をするはずなのに。
通し稽古を終えて、突然涙が止まらなくなった自分に驚いた。

それが、この現場なのか。
それが、わたしの現在なのか。

初日を開ける準備は出来た。
あとは、通し稽古を経て、大きなうねりを作ること。
感情の流れを何度も追って、ぶれをなくし、自由になること。

2016年6月18日 (土)

忘れ難い、絶望の思い出。(戸川純さんの蜷川さん追悼文を読んで。)

戸川純さんの、蜷川さんを追悼する文章を読みました。

蜷川幸雄という演出家が、
自分の見たいものを叶えてくれる俳優へ注いだ愛情が、
どれほど長い時を超える力を持つか、感じさせてくれる、
愛情と痛みのある文章でした。

(以下、この追悼文を読まれた方しか
わからないだろう、個人的な記憶を書きます。
20代の、忘れがたい絶望の話です。)

戸川純さんの蜷川さん追悼文
http://www.ele-king.net/news/rip/005137/
http://www.ele-king.net/news/rip/005166/

===

この追悼文の中に出てくる「三人姉妹」の稽古で、
わたしは戸川さんが配役されていたイリーナの、
代役をやったことがあります。
わたしは、中学生の頃からとにかくチェーホフが好きで、
それが昂じて大学の第2外国語もロシア語を選びました。
イリーナの台詞は、いくつも覚えています。
若い時から、天気のいい朝は、一幕の有名な台詞を、
ついつい一人で声に出してしまうほどです。
代役を指名された時は、天にも昇らんばかりの喜びでした。
佐藤オリエさんのマーシャ、有馬稲子さんのオーリガにはさまれて、
もう、楽しくて楽しくて仕方ありませんでした。

一幕の代役をやって、
蜷川さんにとても褒められました。
石丸、よかったよ、流れがわかったよ。と。
蜷川さんのにこにこした顔には、
しっかり代役の勤めを果たせたことが読み取れました。

でも、わたしは、絶望していました。
戸川純さんに較べて、わたしはあまりに普通だったのです。
戸川さんの文中にある、「演劇然」としたものだったのです。

わたしは、声が出る。
一幕でイリーナが何を演じるべきか、流れを知っていた。
必要とされる明るさもプローゾロフ家の現在も知っていた。
でも、戸川さんに較べて、あまりに、
普通の、演劇をする、人だった。
この追悼文で語られる戸川さんのイリーナとは、
対局のイリーナでした。

自分が俳優として特別視されない理由が、
褒められた後に、明らかになったのです。

わたしが俳優をやめた理由はいくつかありますが、
今思えば、この時の絶望も、そのひとつだった気がします。

演劇然としている。
オーソドックスである。

そういうことと、
俳優の時は、ずいぶん闘った気がします。

演出家になってからも、
ずっと自分に問い続けています。
ただ、演出家は、俳優たちの心と身体を借りることができる。
わたしの想像力を越える瞬間と出会ったり、
俳優と出会うことで、いつもと違う道を選んで、
思わぬ道を辿って、知らない風景を見ることもできます。

この20代の絶望を思いだして、
不思議なことに、
あの時の自分を、褒めてやりたい気持ちになりました。
烈しい性格だったので、
20代は自己否定ばかりしていました。
でも、
チェーホフ好きで、
天にも昇る気持ちで、
オーソドックスにイリーナを演じた自分を、
今のわたしが、褒めてやってもいいじゃないか、と。

自分には自分の演劇が棲んでいる。
飽かず、ずっと一緒に暮らしてきました。
この、わたしの演劇と出会って、
喜んでくれる人が増えていることに、
わたしは生きる希望を見いだしています。

長い時間が流れました。

セゾン劇場での「三人姉妹」。
戸川純さんのイリーナは、とても魅力的でした。
自分を疑い世界を疑い、
自分を探し、世界を求める力。
イリーナの強靱さと脆弱さが、
戸川さんという個の中に生きていました。

誰にも似ていないこと。
何にも属さないこと。
……あの頃のわたしの憧れの彼方。
そして、もちろん、彼女の中にも、
蜷川さんを介して、
演劇って何かの問いと逡巡があった……。

===

蜷川幸雄という大木が、
たくさんの枝葉に滋養を与えていたことに、
改めて、思いを馳せました。

そして、それは、時を超える類のもの。

わたしは、演出家としてあまりにスタートが遅いし、
これからどれだけの俳優と出会えるかわからない。
でも、枝葉が少なくったってかまわない。
しっかりした根と、滋養を漲らせる力を持ち続けて、
出会うことで、時を超えたい。

愚直に、続けようと思います。

2016年6月17日 (金)

「Angel」初日まであと一週間。

今日の通し稽古を終えて、わたしはノートの時間の前に、
まず、正直に、「感動したよ」と伝えました。
大野幸人の演じる主人公の生きる姿に感動。
大野幸人が役を生きようとする姿に感動。

「Angel」を書き演出するわたしが、演ずる彼を通して、
まるで新しい物語に出会うように、感動するということ。
幸せな創作過程には、この時期が必ずやってきます。
そして、ここからが新たなスタートでもあります。

わたしの感動は、
果たしてどれだけの観客の感動になりえるのか、
ここから、自分の仕事の精査がはじまります。
通し稽古後のノートの時間は2時間にもなりました。

静かな佇まいに、烈しい情熱を抱え突き進む彼が、
一人芝居に挑戦とか、
新境地を開くとか、
そういう文言を遙かに超えて、
感動的な作品を生みだせるように。

初日を控え、作家も演出家も恐怖でいっぱいですが、
舞台に一人立つ彼は、もっと大きなものと闘っています。

精神がひりひりする瞬間と、
演劇のふくよかな喜びを、
行ったり来たりする日々。

初日まで、あと1週間。

2016年6月14日 (火)

「Angel」初通し稽古

今日の彼の「グッタリ」は、
あまりにも過激な稽古の末のもの。
初通し稽古の今日は、彼のひたむきさと努力の成果に、
渾身で感動しましたが、
演出家がこの時点で感動していても作品は育たないので、
限界に挑戦するような、稽古、稽古。

わたしは新しい俳優に出会うたび、
新しい稽古の仕方を考えるのですが、
今回の新方式は、わたしの体力もフル稼働。
そりゃ「グッタリ」な夜ですが、
本番で、彼が役を生きる時の輝きを夢見て、
ひた走っています。

ご覧下さる方だけにわかる、
この挑戦。
追加公演はまだご案内できます。
ほぼ売り切れの回もありますが、
是非、わたしに直接ご連絡ください。

本当に、凄い挑戦なんです。
これは、彼を知っている人にはもちろん、
ダンサーとしての彼を知らない人の心にも、必ず届く、
一人の男の「挑戦する力」です。
長い長い時間と、一瞬=永遠、の、恋の物語です。

http://angel-theater.info

2016年6月11日 (土)

わたしは幸せです。

今日の稽古は楽しかった〜。
主人公の心が解放されて踊り出すシーンなど、
演出していながらドキドキしてしまった。
「素敵〜!」って大声出す演出家。
「そうですか?」って感じで、笑みをもらす俳優。
ああ、いいじゃないか!
身体で読み解いて、言葉と心を動かして、最後までいった。
ものすごいペース。
でも、演じられるドラマは、すべて彼の声になり、彼の動きになった。彼のものとして、いよいよこれから動き出す。
これからが正念場。

それにしても。
稽古場にいると、どこからこのエネルギーが湧いてくるんだろう、と、自分でも不思議。稽古場にいる間は、ずっと静かなる興奮状態。相変わらず熱い人として導いていくのだけれど、ずっとクールに分析している人も共存。
わたしの泉は、汲めども汲めども尽きません。
演出家は天職だ、と自認。
何より、楽しいのだもの。
仕事をして、こんなに楽しいなんて。

5日間フルパワーで動き続けて、
たった一人の主演俳優はくったくた。
くったくたになって当然の苛酷な稽古に食いついてきてくれた。
さすがのわたしも、帰りの電車ではぼろ雑巾状態に。
今日は、小さな記念日。
わたしたちが作るものを、しっかり最後まで共有できた日。
爽快。

夏に向けてダイエットしようとか思っていたのに、
スタミナ!スタミナ!必要なのはスタミナ!
と、ぐいぐい栄養補給するわたし。
ま、いいか。
幸せです。

2016年6月 9日 (木)

立ち稽古中。

わたしは、いつも、早く全景が見たい。
そこではじめてわかることが多いので、
とにかく最後まで走ってから、細部を穿つ。
終景を見るまで、体力も気力もぎりぎり。
俳優も、演出も。
でも、こんなに面白い仕事ないと、毎日思う。
そして、こんなに大変なのに、彼はとても楽しそう。
いいな。


===

立ち稽古2日間飛ばしてきたので、早くも、壁にぶち当たる。
ぶつからなければ、それがどんな壁なのかわからない、
だから、早く当たってしまうに限る。
何が起こっているのか、何にぶつかっているのか、確認し、対話しながら、あきらめない稽古。
そして、また希望が見えて終わった。
よし。

===
今日の稽古を終えて。
膨大な台詞、負荷の高い演出、
とんでもない高いハードルを、わたしは大野幸人の前に、
これでもかと並べていると実感。
彼は体当たりで越えてきます。
そして、役を演じる中で、
台詞表現からシームレスに踊りはじめる時の魅力と言ったら!
欲深く進みたい。

2016年6月 6日 (月)

「Angel」立ち稽古初日。

立ち稽古初日。
ダンス以外での大冒険、膨大な台詞、自分の声との出会い。
凄い勢いで進んだ今日の稽古、最後に本日分を通してみた後に、
大野幸人のひと言。「苛酷です。」
さもありなん。
大丈夫、わたしがついているから。
でも、闘うのは君だ。
信頼しあうところから、稽古ははじまる。

2016年6月 3日 (金)

早くも進化!

「この間の稽古と較べて明らかに進化してる!」と喜んだり。
「この台詞量を、よくぞここまでいれてきてくれた」と、
孤独な闘いの成果に喜んだり。
手応えと感動のあるプレ稽古から、もうすぐ、稽古場に美術や楽器の入った本稽古へ。

いつも熱している石丸と、
熱を内に秘めて、表情はさらさらとクールな大野幸人。
対照的なコンビの稽古場がとても面白い。
わたしは、彼を演出することで、
また新しい演出スタイルを見つけるのではと予感している。
今夜は、疲れてはいても爽快。
帰り道、通い慣れた30分ほどの自転車道で、
ふだん見えていなかったものが見えたりする。
「おっ、旅する準備ができているんだな」と、
一人でうれしくなったりする。

2016年6月 1日 (水)

スタッフに感謝。

観劇、打ち合わせ1、打ち合わせ2、会食、と、フル回転の一日。
うれしいこと、ぐっとくること、たくさん。
残念なこともあるにはあるが、気にせず進む。
その中での特記事項。
大野幸人SoloAct「Angel」の打ち合わせで、
舞台監督と監督助手が作ってくれた資料が感動的だった!

昭和41年から現在までが描かれるこの物語。
主人公の辿る時間が、詳細な年表にまとめられていました。
彼の特異な人生と、世の中の時の流れが、一目で見渡せる。
プラス、物語に登場する場所や物の資料写真。

こういう作業、自分が演出助手時代には、
稽古が始まる前の大事な仕事のひとつでした。
それが、こうして自分で作品を書いて演出するようになって。
台本を詳細に分析して準備してくれるスタッフがいる喜び。
お願いしていないのに出てくるって、とっても贅沢なこと。

どこまでいけるだろう? という不安が、
どこまでもいってやる! という勇気に変わります。

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