▶Color of Life再演決定
再演が決まって、おめでとうと声をかけてくれる知人たち、
楽しみにしていますと連絡をくださる初演の観客の方々。
そして、次に向けての課題となる声をかけてくださる先輩。
そういうことが、ひとつひとつ、ありがたい。
蜷川さんの「王女メディア」や「近松心中物語」をはじめとする再演作品に、ずっとつき
あってきたが、作品を再演することの持つ意味と可能性を、ようやくこの歳になって我が
身で知った。
今までだって、全身全霊でやってきたけど、まだまだ知らない感覚があった。
自分が産みの親でないとわからないこと。
自分が責任を背負う身にならないとわからないこと。
もう、長く長くこの世界で暮らしているけれど、
わたしは、ひとつひとつ出会い直している。
丁寧に、細心に、出会い、かつ人生守りに入らず、攻めていこう。
オーブにて、「キンキーブーツ」。
評判通り、三浦春馬さんが抜群にいい。
憧れの力に溢れた、演じる喜びとおおらかさ。
(きっと本番でもどんどん獲得しているのだろう)
誠実な努力で積み重ねた、切れの良さと、思い切りのいい、自分の現在を使い切った、歌
彼を見ていると、若き俳優たちの中に眠っている無限の可能性に、頬がゆるむ、うれしく
演出家として、俳優のトレーナーとしては、身が引き締まる。
可能性を見逃さず、引き出すためには、
自分自身が、柔軟で、かつ我慢強くなきゃいけない。
UP TO DATEを繰り返してなきゃいけない。
そして、まだ仕事を一緒にしたことがないというのに、
大好きで仲良しなソニンが、素敵なこと、素敵なこと。
調子を崩してはいるようだったが、
そんなこと一切気にならない、バランスのよさ。
プロとしての仕事ぶり。
この世界にいて、俳優を尊敬できる時が、本当に幸せだ。
ずっとそんな仕事をしていたい。
環境は、自分で作るものだ。
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