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2016年8月21日 (日)

▶蜷川スタジオの仲間と会う

本当は家に籠もってなきゃいけないはずなのに、
色んなところに出かけて、たくさんの人に会って、
フル稼働の週末。
思いがけず、遠い過去のことと遠い未来のことを、
語りまくり、感じまくることになった。

さっきまで、20代をともに過ごした仲間たちに会っていた。
いっぺんに、びっくりするくらいたくさんの人に、会って、
体内時計がちょっとおかしくなった。
30年前の思い出話をしているのに、
1年前の思い出話をして笑っているような感覚になるのだ。

演出家として独立したのが遅すぎるし、
劇作家なんて、こないだから名乗りはじめたばかりだ。
あと何作創れるんだ? 
なんて計算を始めると、
若い人が羨ましくなったりするけれど……
はたと気がつき、
「ダメーーーー!! その思考回路!!」
と、自分を戒める。
そんな思考回路の切り返し、
馬鹿みたいにしょちゅうやってる。

歳を取ることを楽しもう。
どの年齢も、一生に一回。
どの一日も初体験。
毎日が新鮮だ。
今日が新鮮、明日も新鮮。
体にぼろが出てくるのも、
人それぞれのスピードだが、
免れる人はいない。
……楽しもう、なんて余裕がない時がやってきたら、
その時考えよう。

そう考えると、
演劇って、やっぱり夢みたいに楽しい仕事なんだ。
小説や映画にはない、時と場所の超え方がある。
それが、時と場所を限定して成立し、
かつ、再生不可能であるという、魅力。
わたしは、まだまだ「時」をテーマに作品を創りそうだ。

帰り際に、わたしは大きな声で言った。
「みんな、元気でいようね!!!」

いつまでも元気でいられるわけないじゃん!
でも、そんな風に大声出したくなる夜があるんだよ。
いやーーーーー、わたし、元気になった。
さらにぐっと、元気になった。

この元気を使って、
明日は、また、新しい出会いに向けて、
孤独な作業に没頭するよ。

今日に、ありがとう。


「ああ、なんて烈しい一日だったんだろう。
午前中、仕事で烈火の如く怒ることがあって。
午後から新しい仕事で心を平静にして。
帰宅して、この夏の仕事の最後の仕上げに時を忘れた。

ポストに、先日、ニナガワスタジオの古いメンバーで集まった時の写真が届いていた。
わたしは、長いこと蜷川さんの隣に座っていたけれど、
一緒に写真を撮ったこととか、ほとんどない。
並びあって写る、大事な一枚になった。
左から、妹尾正文、蜷川幸雄、石丸さち子、大石継太、
鈴木真理、清家栄一。
この写真のファインダーの外にも、仲間がいっぱい。

どの一人が欠けても、今のわたしはない。」

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