▶「戦火の馬」を観て
NTL「戦火の馬」をようやく観て、
自分が選んでいる仕事の可能性に惚れ惚れする。
馬の筋肉の顫動、躍動に、釘付けになったままの3時間余。
言葉を超えたコミュニケーションに涙しながらも、これを生み出すためのクリエイターた
ちのコミュニケーション量を想像する。
マリアン・エリオットやジュリー・テイモア、
女性演出家たちの瞠目の舞台を観て、大いなる幸福に酔い、心の片隅ではちょっと自分の
現在に絶望していたりする。これは、とても大事な時間。
コンサートや再演の準備を進める中、小規模ながら新作の準備を着々と進めている。
寒くなってくると、膝の上には、しょちゅう白いかたまりが……。
深夜の仕事のお供、今日は穏やか。
マウスを持つ右手に頭を載せるのが好きだが、
それじゃあ仕事にならないので、
肘掛けに頭を載せることを、彼女に粘り強く推奨してきた。
最近、ようやくこの奨めを受け容れてくれるようになった。
……にしても、なんて幸せそうに寝るんだろう。