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2016年11月 8日 (火)

▶怒鳴っちゃったなあ……

怒鳴っちゃったなあ。
口の中が苦いなあ。
そうしないと伝わらないことがあったからなあ。

怒鳴ったのに、見学している方にかっこいいと言われて、
自己演出して自分を見せてるみたいで恥ずかしかったなあ。
でも、その方には、きっとわたしが怒鳴らなきゃいられなかったエネルギーが見えたのだ

と、よい方に解釈する。
そうしないと、苦すぎる。

演出家は、
作品を具現化する時には、絶対的に存在して、
作品が上演される時には、一切存在が消えた方がいい。

自分が見たい景色に、
馬車馬のように牽引しても、
登場人物と俳優が選んだ旅に見えなければ。

ただひたすらに俳優を信じるというわたしの得意技の登場だ。
叶え、叶え、と俳優に託して、
また明日。

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