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2016年12月28日 (水)

▶デビー・レイノルズ母娘を悼んで

今なにしてる?って、仕事してるよ。大掃除もするよ。
でも、デビー・レイノルズ死去のニュースに、ちょっと止まってしまった。
「雨に唄えば」一作でも、わたしにとっては永遠の銀幕スター。
娘である、レイア姫、キャリー・フィッシャー死去の翌日に。

大女優を母に持つ女優の苦悩と再生を描いた、マイク・ニコルズ監督(あの「卒業」の)

「ハリウッドにくちづけ」は、
この母娘を描いたもの。シャーリー・マクレーンとメリル・ストリープの共演で、強い印

象が残っている。
人生は自分のものなのに、自分の内にずっと母を抱えている娘がおり、ずっと子供を抱えている親がいる。たった一度の人生なのに、それだけでたくさんの面倒が起きる。
二大女優が、なんたってうまいし、
哀切で滑稽で、大好きな映画になるとともに、
D・レイノルズ、C・フィッシャーは、極端だけれどすべて身に覚えのある、母と娘の原型として、記憶に残った。

娘の葬儀の準備中に、脳卒中で倒れたという報道に、胸が痛む。
かなり痛む。
わたしの永遠のテーマ、「時」と「家族」が、目の前の仕事に関係なく揺さぶられる。

さあ、仕事しよう。大掃除しよう。

一人でしっかり立っていようと脚を踏んばっていても、
四方八方からかかる感情への揺さぶり。
時にはノックアウトをくらうパンチも。
それでもこの脚で立ってないと、何も創れないものね。
この人生の揺さぶりの中で、立ち直るたびに探る、
自分の芯、向いてる方向、バランス感覚が、
作品だと思う。
まずは、立つこと。心と体の筋力を、日々増進しなきゃ。

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