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2017年1月22日 (日)

▶「Angel」終演

「Angel」と、
「Angel」が終演した今と、
今からの時間を分けるために、
書いておこう。

ご来場くださいました観客席の皆様、
ありがとうございました。
創っている者にとって、観て頂けるのが一番の喜びです。

昨年6月から、半年後の再演。
大野幸人の今と、わたしの今を静かにぶつけあって、
本番で手渡すこの物語の手触りや匂い、重さや、辿り着きたい風景を、丁寧に共有する時間を重ねてきました。
稽古をする、というより、ずっと深いところで、共有のための時間を過ごしてきたように思います。

そうすると、大野幸人の中に起こること、小島賢に起きること、
小島奈伊里に起きること、すべてが、ものすごく純化されて、客席に波及、浸透していくのが見えました。
自らの今の全てを傾けて、この作品を立ち上げてくれた大野幸人さんに、心から感謝します。わたしにこの作品を創る機会を与えてくださったプロデューサー、繊細な芝居に心一つに臨んでくださったスタッフの方々、皆さんに感謝します。

また新しい稽古の時間、また新しい本番の時間でした。
演劇では、一瞬が永遠になりうる。永遠の一瞬が生みだせる。

この稽古の途中で、わたしは大好きな大好きな母を亡くしました。
救ってくれたのは、稽古場での、劇場での、時間でした。
大野幸人の「Angel」でした。
泣いたら止まりそうにないので、これから別の稽古に行きます。
わたしの脳髄に生きている人を大切に生かし続けるために、
わたしは、この大好きな世界で、転がり続けようと思います。




以下、大野幸人さんのブログより。
http://ameblo.jp/happy-man3/entry-12240644729.html

「『Angel』無事に全公演終了致しました。

観に来て下さった皆様、
観にこれてないけど
応援していて下さった皆様、
本当にありがとうございました。

『Angel』は今回が再演でした。
再再演があるのかどうかは全く分かりませんが、小島賢(こじますぐる)という役をやらせて頂く機会を与えて下さった全ての方に感謝したいと思います。

小島賢(星ミツル)
もうこの役をやることもないかも知れないと改めて思うとなんだか寂しくなります。

「涙の16歳」
もうこの曲を歌うこともないのかと思うと結構寂しくなります、、、w

きっとしばらくは、
どこの駄菓子屋にもあったラムネの瓶の形をした小さなボトルの中の白い粒を食べ続けて寂しさを凌ぐと思います。
(今大量に手元にあるから)

そして、
僕の為に『Angel』という本を書いて下さった石丸さん。
僕をすぐるくん(広瀬賢、小島賢、星ミツル)にしてくださった石丸さん。

本当にありがとうございました。

貴重な貴重な
幸せな船の旅が今終わりました。

また次の世界へと
旅立ちたいと思います。

ゆきと」


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