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2017年2月 2日 (木)

▶マチソワ観劇の夜に

トラムにて、渡辺えりさんの3○○
『鯨よ!私の手に乗れ』
冒頭から、ホームに入った老母の尊厳について、桑原裕子さん(えりさんがモデル)が涙

目で切れまくり、暴れるシーン。
客席は笑ってるのに、わたしはそこから涙止まらず。
銀さんの惚けた母の名演も相まって、こうして笑い飛ばしてくれることを泣きながら喜ん

だ。
演劇には浄化作用がある。
ドラマは、続いて、演劇に想いを残した女性たちの、
妄想と憧れ、記憶と現在が入り交じって、えりさんならではの世界に。
もう、とにかく、木野さん、鷲尾さん、久野さん、広岡さんが、
うまい、味がある、パワフル、もう最高で。
演劇少女のわたしは、何度もかつての自分を懐かしみ、胸のすく想いを味わわせてもらった。先輩女性たち、凄い!
切ないことばっかりなのに、大声で笑い続ける。

えりさん、久野さんにお会いできて、たっぷり観劇の喜びを伝えたあと、たまたま楽屋で一緒になった、女優さん二人と、
「いい芝居の後は一杯行きたいよね!」と、演劇女子らしく、王将でビール餃子。
客席からは見ていてもご一緒したことのない方といきなりビールとなるのは、ひたすらに、えりさんの芝居を共有した後だから!
それだけで、話しは尽きない。楽しかった……。

自分の出自を思いだした。
わたしが何に憧れて、今、ここにいるのかを思いだした。
最近、ミュージカルが続いたり、商業が増えたり、
「イケメンが好きだね?」なんて言われたりもするわたしだが、
あの頃からちっとも中身は変わっていない。
18歳で上京して、早稲田の劇研を観て、黒テントを観て、状況劇場を観て、天井桟敷を観て、新劇もいっぱい観て、憧れに身を焦がしていたあの頃から。憧れの最大公約数として、蜷川さんに出会った頃から。

マチソワの観劇で、感じることたくさん。
「Color of Life」の稽古、7月の新作に向けて、
滋養溢れる1日だった。

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