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2017年5月22日 (月)

▶新作を創るということ。「ボクが死んだ日はハレ」について。

新作を創る。
しかも、自分一人の劇団で。
それは、いつもとんでもなく大変。
でも、そのとんでもない大変さなど「どこ吹く風」にしてくれる喜びに溢れている。

先日、NINAGA COMPANYの仲間たちが「2017・待つ」で、
蜷川さんのいた過去と蜷川さんのいない未来の間に、
蜷川さんとともに生きた自分の現在をそれぞれが晒して立つような、
禊ぎのような公演を見せてくれた。
想いだけではなく、作品として昇華されていて、素晴らしかった。

わたしも、同じように、新作を創る。
「ボクが死んだ日はハレ」
自分を取り巻くたくさんの「死」を、
自分の中にどう抱えて未来にいくのか、
自分にも訪れるこの世との別れまで、どう過ごすのか?
それを、演劇の場で、考えたかった。

台本は難産で、もう何度も、
「死」と縁を切って物語ろう、囚われすぎてるぞと、
自分に警告を発したが、
書く時はいつもそうであるように、
ふとしたきっかけで、物語は「死」と手を組んだまま、
あちらから顕れてくれた。

この物語がミュージカルである必要があるのか?
と、これも何度も問うてきたが、
曲があがってきてみると、そんな問いなど忘れてしまった。
生まれた曲たちが、大好きになったから。
ミュージカル「ボクが死んだ日はハレ」の輪郭が見えた。

人が集まることの喜び。
たくさんの想像力が集まることの喜び。

届いたばかりの曲を、もう、何度も何度も聞きながら、
演出プランなんて硬い言葉の前に、喜びが迸って、
妄想し、稽古を夢想し、楽しんでいる。

ロミオとのはじめての夜を待つ、ジュリエットのような気分だ。

「お祭りの前の晩、新しい晴れ着を買って貰ったのに、
まだ着せてもらえずにじれている子どもの気持ちだわ」(松岡和子訳)

しかも、自分で縫った晴れ着なものですから。
待ちきれない気持ちではちきれそうです。

この作品を、たくさんの人に知ってほしい。
きっとそう思える作品になりそう。

今回は小劇場ゆえ席数が限られているし、
券売開始の時点で、チケットが転売される現実に直面し、
それに対する自分への問いも、悔いも、
転売する人への憤りも、
まだ冷めない。
「観たい」と言ってくださる方へどう対応していくか、
問題も山積みだ。

でも、まずは初演を創ること。

いずれもっとたくさんの人に観てもらえる作品に育つように、と。
俳優との稽古を待つ。スタッフとの創造を待つ。

わたしの仕事は、Entertainmentだ。
自分も、一緒に創る人たちも、観客も、
ともに楽しめる、幸せになれる、Entertainment。
一瞬にして消える花火をともにして、
出来れば一瞬を永遠にしたいと欲望する、Entertainment。


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Theatre Polyphonic 第6回公演
Musical 「ボ ク が 死 ん だ 日 は ハ レ」

https://polypho.wixsite.com/harebare

作・作詞・演出:石丸さち子
音楽・演奏:森大輔

出演 浦嶋りんこ・小野妃香里・笠松はる   上
   上野哲也・百名ヒロキ・高橋紀恵

会場:シアター風姿花伝
東京都新宿区中落合2-1-10
日時:2017年7月12日(水)〜17日(月祝)
12日(水) 19時
13日(木) 14時 19時
14日(金) 19時
15日(土) 14時 19時
16日(日) 13時 18時
17日(月祝)13時
料金:7500円(全席指定席)

スタッフ:
脚本・作詞・演出 石丸さち子
作曲・演奏 森大輔
美術 伊藤保恵
照明 塚本悟
音響 大野美由紀
舞台監督 加計涼子
宣伝美術 藤尾勘太郎
制作 Theatre Polyphonic・松井耀子
制作協力 (株)ヴォイス・オブ・ジャパン

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芸能界で、かつて一世を風靡した女たち。
昭和歌謡ロックの火付け役 鮎川ミミも今や50代。
踊るSexyグループUPSWINGのSHOKOも今や40代。
視聴率の申し子、天才子役の三田村歌織も今や30代。

落ち目どころか落ちきった三人は、
敏腕音楽プロデューサー会田すみ絵の発案で、
掟破りの三世代ボーカルグループを結成することになる。
”ハレバレハレルヤ” 誕生直前、鮎川ミミを襲う夢の病。

女たちの挫折は、喪った過去の愛情とあまりにも密接。
孤独も渇きも、亡くした悲哀も、三人揃えばドタバタ喜劇。
もうここにはいない誰かの力を借りて、
かつての愛をサポーターに、
今ここにある仲間の力を借り、
鮎川ミミは、踏み出す一歩を探し始める。
”ハレバレハレルヤ” は現在と未来の愛を獲得できるのか?

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